新型コロナの影響で全国ツアーを休止するまで…ロックバンドSCOOBIE DOが実情を激白「ファンはとにかく健康でいて」
新型コロナウイルスの感染問題で、感染拡大防止のため連日イベントの中止や延期が発表されるなど、エンタメ業界にも大きな影響が及んでいる。中でも、大阪のライブハウス参加者の感染は大きく取上げられ、音楽関係者に大きな影を落とす。出口の見えない状況を現場で働く関係者はどう見ているのか。年間100本近いライブを全国で行っている結成25周年を迎えたロックバンド「SCOOBIE DO」のドラマー兼マネージャーのオカモト“MOBY"タクヤ氏に聞いた。
バンドマンも大打撃!「関係者が本当に大変な状況」
新型コロナウイルスの感染問題で、感染拡大防止のため連日イベントの中止や延期が発表されるなど、エンタメ業界にも大きな影響が及んでいる。中でも、大阪のライブハウス参加者の感染は大きく取上げられ、音楽関係者に大きな影を落とす。出口の見えない状況を現場で働く関係者はどう見ているのか。年間100本近いライブを全国で行っている結成25周年を迎えたロックバンド「SCOOBIE DO」のドラマー兼マネージャーのオカモト“MOBY”タクヤ氏に聞いた。
――2月26日に政府から、大規模イベントなどの「自粛要請」が出されました。
「26日の政府の通達後、29日、3月1日と地方にて2日連続でライブを予定していたので、担当のイベンターさんと『どうしましょう?』と連絡を取っていたんですが、まもなく全国のイベンターさんから続々と電話がかかってきまして。すぐにバンドメンバーに状況を伝えたんですが、その時点では、大阪のライブハウスのニュースが出る前だったので、共演するバンドもいましたし、『このままやろう』ということになりました」
――大阪のライブハウスの報道が出たのはそのツアー中でしたよね?
「そうなんです。さすがに当日キャンセルするわけにはいかなかったので、その時点ではボクらが出来る対策をやったうえでライブをしようって事になったんです。『こういう時なので行きたくないと思った人や体調が少しでも気になる人は、全員を対象に払い戻しに応じますからキャンセルしてください』とアナウンスして。来てくれた人には入場時の消毒、会場内の衛生面も出来る限り気を遣いました」
――2連戦が終わって今後のライブの中止を発表しました。
「ライブが終わって、改めて今後どうするか決めようと思い、まず共演予定のアーティストに確認を取って、もう1度メンバー全員と話し合いを持ちました。最初は意見が分かれました。『こういう時こそ来て欲しいという声に応えてあげたい』『このままでは生活が不安だ』『もし陽性のお客さんが来ていたら?』『お互い不安な気持ちのなかで良い演奏を届けられるか?』色々と出たんですが、やっぱりお客さんの健康面ですよね。それで延期を決定しました」