200台のアメ車に乗った井倉光一、最新の愛車は夢の1台 偶然出会い「即決だったよ」

タレントで歌手、“イクラちゃん”の愛称で親しまれる井倉光一さん(60)は、車・バイク・アメリカ文化に造詣が深く、国内有数のアメ車通でもある。これまで乗ったのは、200台近く。さらに、還暦を迎えてあこがれの1台である「ポンティアック・トランザム」をゲットしたという。テリー伊藤さんのYouTube番組で“相方”としておなじみの風流人に、我が道を行くカーライフを語ってもらった。

愛車「ポンティアック・トランザム」とクールに写る井倉光一さん(一部加工処理をしています)【写真:ENCOUNT編集部】
愛車「ポンティアック・トランザム」とクールに写る井倉光一さん(一部加工処理をしています)【写真:ENCOUNT編集部】

テリー伊藤のYouTubeロケで偶然発見 ”ポンティアック3兄弟”が次の目標

 タレントで歌手、“イクラちゃん”の愛称で親しまれる井倉光一さん(60)は、車・バイク・アメリカ文化に造詣が深く、国内有数のアメ車通でもある。これまで乗ったのは、200台近く。さらに、還暦を迎えてあこがれの1台である「ポンティアック・トランザム」をゲットしたという。テリー伊藤さんのYouTube番組で“相方”としておなじみの風流人に、我が道を行くカーライフを語ってもらった。(取材・文=吉原知也)

 父親がアメリカの映画や音楽が好きで、ポンティアックやフォードが父親の会社に駐車してあって、当時は『社長さんはアメ車でお医者さんはベンツ』みたいな時代で、自然と車が好きになったんだ。もちろん日本車も大好きですよ。アメ車については、自動車の製作・販売業もやっている関係もあって、200台近くに乗ったかな。日本に正規で入った70年代のアメ車のセダンタイプは6割以上に乗っていて、キャデラックは70年代から96年までのモデルは全部に乗ってるよ。

 いま乗っているのは、2021年モデルで限定色の「ジープ・ラングラー 2021 Unlimited Sport Altitude」、67年式「シボレー・インパラSS」、97年式「シボレー・タホ」、73年式のキャデラック。それと最新の愛車が、70年式「ポンティアック・トランザム」。これはずっと欲しかったやつでね。子どもの頃から乗りたいなと思っていた車はこれで制覇だ。

 18歳で車の免許を取ったのが、79年、80年の頃。先輩たちがトランザムに乗っていて、かっこいいなとあこがれたよ。その頃でも200万円ぐらいしたんじゃないかな。70年当時の新車価格は500万円ぐらいで、家が買えたなんて聞いたことがあるよ。その当時、ポンティアック・ファイヤーバード・フォーミュラ400かシボレー・カマロあたりが欲しくてさ。お金はあったんだけど、わがままな僕を全肯定してくれる祖父が脳梗塞で倒れてしまった時期で、家族からそんな時にアメ車を買うなんてダメと言われて。それで、マツダのコスモ・リミテッドを買ったんだ。そこから我慢して、23歳で初めてアメ車を手に入れて。セダンタイプの車にローライダーのカスタムをやりたくてね。それでも、トランザムにはなぜか縁がなくて、車の商売をやって何百台も扱ったのにこの車だけは触れたことがなかった。

 テリーさんのYouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」に出演させてもらっているんだけど、去年の秋に浜松ロケに行った時に、訪れた車販売店の店頭に止めてあって。トランザムが。見た瞬間に「俺のところに来る」という感じがしたんだよね。そこの社長とは知り合いで、自分が持っていた日本に1台のアメ車と交換したんだ。このトランザムは1000万円ぐらいの価値があって、交換したアメ車はレストアベースで手に入れたもので400万円ぐらいのエンジンを搭載していて、修理が完成したらもっと高くなると思う。まさに「これは縁だ」と。即決だったよ。

 これまで欲しい車を手に入れては乗って満足して売っているんだけど、このトランザムは売らないかな。去年10月に60歳になって、還暦の年に手に入れることができて、やっぱりうれしいですよ。このオートマの70年式はかっこいいデザインのファーストモデルなんだけど、455エンジンが搭載されていない。だから次買うとしたら、73年式の455エンジン搭載のマニュアル車を買おうかな。あとは、18歳の頃から欲しかったフォーミュラ400をね。それで「ポンティアック3兄弟」をそろえたいね。

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