剛腕対決はどうなる? サイバーファイト・フェスティバルを締めるのは潮崎豪か、それとも小島聡か

潮崎は“上から目線”隠さず「強さ、怖さを感じない。俺が引き出したい」

 潮崎と小島の初対戦は、2010年8月のG1クライマックス公式戦だった。小島のラリアートに沈んだが、小島はそのまま勢いに乗りG1を制覇している。「ずっと目にしていた選手と対戦できるうれしさも正直あった。力やハートの強さは想像以上だった」と、今でもよく覚えている。

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 今や、2人の立場は逆転している。王者として小島の挑戦を受けて立つのが潮崎である。「あの頃の小島聡の強さ、怖さを感じない。俺が引き出したい」と上から目線を隠そうとしない。小島聡の底力をトコトン引き出した上で、叩き潰す。いわば横綱相撲しかない。

 これまでも外敵撃破を使命としてきた。20年の“野獣”藤田和之との30分を超える視殺戦からの勝利も記憶に新しい。21年には、武藤敬司に敗れGHC王座を明け渡したもののプロレス大賞・ベストバウトを獲得している。

 いろんな世代のプロレスを楽しめるのがノアの魅力。「ミスター・ノア」の自負と自信に満ちており、責任感も背負っている。「ノアの真骨頂の頂点をしっかりと体現したい」と胸を張る。そのためにも小島にはきっちりと仕上げてきてほしい。

 数年前にミスター・ノア一家とサンリオのキャラクターが集結する展示会でご一緒したことがある。潮崎にそっくりのお嬢さんは、やはり可愛い。「お父さん、強くていいね」と声を掛けられると、うれしそうにうなずいていた。

 強い父でもある潮崎が12年前には敗れた「剛腕対決」のリベンジを果たし「アイ・アム・ノア!」と叫ぶのか、それとも小島がサイバーファイト・フェスティバルを締めくくるのか。最後にリング中央に立っているのは、どちらだろうか。

※潮崎豪の「崎」の正式表記はたつさき

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