ラスアイ西村歩乃果が歩んだ4年半「何度も辞めようと」 卒業後は「33歳までに結婚」

アイドルに「全く興味がなかった」という西村歩乃果【写真:ENCOUNT編集部】
アイドルに「全く興味がなかった」という西村歩乃果【写真:ENCOUNT編集部】

幼少期は引っ込み思案で「あまり笑わない子だった」

 これまでストイックに“アイドル”と向き合ってきたが、最初は全く興味が無かった。アイドルになる前の職業は美容師、ヘアメイク。そんな西村がオーディションに応募したきっかけは「家族との沖縄旅行」だった。

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「そのときにちょうどラストアイドルのオーディション番組が流れてて、歌うこともすごい好きだったし、ダンスも少し経験があったので『いけるのでは?』と思ったのがきっかけです(笑)。私が務めていた美容室の副店長さんが、テレ朝の番組関係者の方を担当されていて、その方が『誰かオーディション受けてみない?』と副店長に言っていたそうで、そういう巡り合わせで『じゃあ受けるか』となりました」

 不安は無く「テレビに出られたらいいな」と思っていた。周囲の後押しもあり、「どこまでいけるかやってみよう」と出場を決意した。

 アイドルに「全く興味がなかった」西村は、4年半の活動を経て、「今ではちょっと興味を持てたかな」と心境に変化があったと明かす。

「かわいい服とかアイドルの衣装を着るのも嫌だったんですけど、今はこういう衣装を着られることが、ちょっとうれしい。自分のために衣装を用意してくれて、かわいい衣装を着るっていうのはアイドルにしかないから、人生の中で経験できて良かったなと思います」

 また、幼少期と比べて変わった部分もある。「男っぽい」性格はそのままだというが、笑顔は増えた。

「ふざけたりはするんですけど、あまり笑わない子だったので、写真も真顔で写っていることが多いです。今はよく笑うようになったなと思います。引っ込み思案で人前に出るのも嫌だったんですけど、親が『目立たせたい』という教育方針で、ピアノをずっとやっていました。伴奏者をしたらお金をくれるみたいな。そこから人前に出るようになって、前に出ることは無理やり全部やっていました。お金に釣られて(笑)」

 今でも人前でパフォーマンスすることは得意ではないが、おだてられると「まんざらでもなくなっちゃう」と笑う。「ラストアイドル」活動終了後についても“笑顔”で展望を語った。

「お金をすごく稼ぎたくて、自分が演者になるだけではなく経営もやりたい。また、33歳までに結婚できればいいと思っています。それまでは海外に行ってみたりしようかなと。自分のYouTubeが韓国で話題になったので、できることを模索中です。表舞台もそうですし、例えばブランドを立ち上げたりとか。韓国で有名になって、フォロワーなども増やしてから日本に帰ってきて結婚しようかなと思っています(笑)」

 この「33歳」という年齢は「占い」を基にしている。「30~33歳で結婚できると言われていて、33までにできればいいかなと……!」。

 全く興味が無い状態で始まった“アイドル生活”。笑顔とユーモア、そして負けん気の強さを発揮し活躍した西村は、「ラストアイドル」での経験を糧に、今後も新しいことに挑戦していく。

□ラストアイドル 秋元康氏がプロデュースする女性アイドルグループ。2017年にスタートした同名オーディション番組から誕生。22年5月31日をもって活動終了することを発表している。4月27日には1stアルバム「ラストアルバム」を発売。リード曲「僕たちは空を見る」のミュージックビデオに注目が集まった。5月29日に東京ガーデンシアターでラストライブを行う。

□西村歩乃果(にしむら・ほのか)1995年1月28日、神奈川県生まれ。秋元康プロデュースのアイドルグループ「ラストアイドル」1期生。セカンドユニット「Love Cocchi」のリーダーも務める。ソロ活動としては、ゲーム系YouTubeチャンネルの配信や、eスポーツ番組への出演など。SNSの総フォロワー数は160万人を超えるなど、各ジャンルでマルチな才能を発揮している。

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