コロナで1か月意識不明の重体…生還の写真家に“怪現象”「猪木さんにエールもらった」

回復した原悦生さんは著書「猪木」を出版した
回復した原悦生さんは著書「猪木」を出版した

なぜ無意識のうちに猪木が夢に?

 その夢の中身を私は「猪木」の前書きで書いたんですけど、実はあれはほんの一部で、本当はもっと長い夢でした。たぶん1週間くらい、連続ドラマのように続けざまに自分の中では見ていたので、もっと話はあったんですけど、やっぱり夢って忘れちゃいますよね。でも、本当に面白くて、最初は「これ小説書けるんじゃないか」みたいに思ったんですよ。

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 先日トークショーをやったときに質問があって「あの夢の話って脚色してませんか」って言うから、「いやそんなことなくて逆に大きく減って、覚えていないから削って残った部分だ」と答えたんですけどね。

 猪木さんとフランスに行ったことないのに、場所はフランスなんですよ。猪木さんは夢の中で、架空のプロボクシング世界王者ポーリーと戦うんですけど、リハビリ先の病院に移ってから、パソコンを持ってきてもらって、本当にポーリーの名前を探しましたもんね。「猪木 ポーリー」とか。夢と現実がもう境目なくて、どこまでが本当か自分でも分からないんですよ。

 なぜ意識がもうろうしたとき、猪木さんが夢に出てきたのか。

 私が16歳のときから猪木さんの写真を撮っていたというのもありますけど、その前からテレビで見ているわけですよね。テレビで見ていた人を高校生のときに撮って、その後も長い間撮って、猪木さんがいたから(フィデル)カストロとも直接会話をかわすことができた。それは自分の中じゃ夢みたいな話で、そういうのもあって、アントニオ猪木と知り合うことができなかったら全く違う人生だったんだろうな、でも、出会っちゃったために、こんな特別な時間を過ごせたというのは、ずっとあったんじゃないですかね。

 死にそうなときにも猪木さんが出てきちゃうというのは、不思議なことというか、当然なのかもしれません。闘魂が乗り移るまではいかなくても、病床で猪木さんから結構エールをもらっていたと思っています。

 ただ、夢の中で猪木さんとは会話はできないんですよ。猪木さんは笑ったりいろんな表情があって、ポーリー戦に向けて記者会見にも出たり、スパーリングも公開して、私も撮るんですけど、でも会話は1回もできていないんですよね。すごく近くにいるのに、コロナ感染防止用の仕切りがあって、奥で猪木さんがしゃべっているみたいな感じで、それなのに撮影をしている。そこは、つじつまが合わないですけどね。

 カメラもすごい変わったカメラで、今存在するカメラじゃない。弓矢型のカメラが用意されていて、そのカメラに拳銃の玉みたいなのを何発か詰めて、それで猪木さんを撮るんですよね。その球を何かに入れると、コンピュータ上にその画像が出てくるという不思議な夢でした。

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