憧れの満島ひかりから「よかったよ」と声かけ 初共演の山田杏奈「泣きそうになった」

山田杏奈は木村拓哉との初共演についても口にした【写真:荒川祐史】
山田杏奈は木村拓哉との初共演についても口にした【写真:荒川祐史】

主演の木村拓哉からアドバイス「こうした方がやりやすいんじゃないか」

 桐沢コーチ役の木村とは初共演だ。「木村さんはみなさんのイメージ通り、かっこよくて、素敵な方です。最初の本読みはすごく緊張しました。高校生役のみんなは緊張してガチガチだったと思います(笑)。桐沢コーチが初めて、部活に来てくれるシーンだったのですが、木村さんに対する緊張なのか、分からないくらいでしたね」と振り返る。

「木村さんはコーチとしてボクシングを教えてくださったり、芝居についても、『こうした方がやりやすいんじゃないか』などアドバイスをしてくださるんです。現場を引っ張っていってくれますし、作品自体をよくする姿に、めちゃめちゃ刺激を受けました」

 ヒロインであるボクシング部顧問・折原葵役の満島ひかりは、かねてから憧れの存在と公言してきた。「お芝居を間近で見られるだけでも毎日楽しいです。『かわいいな』『お芝居が素敵だな』って思いながら見ています。満島さんと木村さんの関係もすごく面白いし、キャラクター的にもかわいい先生なんです。満島さんも『こうしたら、どうかな』とお話してくださります」。

 撮影では、満島から「(芝居が)よかったよ」とほめられたこともあった。「憧れていた方に、そんなことを言っていただいて、泣きそうなくらいうれしくなりました。シーンの終わりに『本当に大好きなんです』と伝えることができました。初対面のときは緊張でちゃんとしゃべれなかったんですね。撮影が始まって、3、4日たってから、言えました。そうしたら、満島さんは『噂は聞いています』って(笑)。すごくうれしかったです」と微笑む。

 4月28日放送の第3話では、あかりのメイン回となり、「強くなりたい」という理由が明かされるようだ。「1、2話も、『この子、何かあるな』という見え方はしているかなと思います。本格的なボクシングシーンのリハーサルもやっているんですけども、全部大変そうです。試合のシーンもあるかもしれませんね」とニヤリ。アクションシーンでも、演演技派ぶりを見せつけくれそうだ。

□山田杏奈(やまだ・あんな)2001年1月8日、埼玉県出身。11年に「ちゃおガール☆2011オーディション」でグランプリを受賞。映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(16)で映画初出演。映画「ミスミソウ」(18)で映画初主演を務め、「小さな恋のうた」(19)では第41回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞した。主な出演作にドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」(20)、映画「名も無き世界のエンドロール」(21)、W主演映画「樹海村」(21)、映画「ひらいて」(21)など。

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