憧れの満島ひかりから「よかったよ」と声かけ 初共演の山田杏奈「泣きそうになった」

女優の山田杏奈(21)が、木村拓哉主演のテレビ朝日系木曜ドラマ「未来への10カウント」(毎週木曜、午後9時)にレギュラー出演している。同ドラマは生きる希望を失った桐沢祥吾(木村)が高校ボクシング部のコーチになったことをきっかけに再生する姿を描く。山田は部唯一の女子部員を演じる。

ちゃおガール出身の山田杏奈【写真:荒川祐史】
ちゃおガール出身の山田杏奈【写真:荒川祐史】

木村拓哉主演のテレビ朝日系木曜ドラマ「未来への10カウント」出演

 女優の山田杏奈(21)が、木村拓哉主演のテレビ朝日系木曜ドラマ「未来への10カウント」(毎週木曜、午後9時)にレギュラー出演している。同ドラマは生きる希望を失った桐沢祥吾(木村)が高校ボクシング部のコーチになったことをきっかけに再生する姿を描く。山田は部唯一の女子部員を演じる。(取材・文=平辻哲也)

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 同ドラマはNHK大河ドラマ「龍馬伝」や木村主演のフジテレビ「HERO」の福田靖氏脚本による青春スポーツドラマ。山田が演じるのは、ボクシング部唯一の女子部員の2年生、水野あかり。男子部員も顔負けの熱量をもって練習に励み、ボクシング部への熱意が感じられない桐沢に対して最初は反発する……。

 山田はちゃおガール出身。昨年は綿矢りさ原作の映画「ひらいて」ではスクールカーストの頂点に立ちながらも暗い感情を抱える主人公、神尾楓珠とのダブル主演の「彼女が好きなものは」ではゲイの男子高校生に恋する腐女子を演じた若手演技派。スポーツ系のキャラクターは初挑戦だ。

「あかりは、家庭の事情があって、強くなりたいという意思をすごく持っていて、男の子しかいないボクシング部の中で、『強くなりたいんです』とずっと言っている女の子です。なりふり構わずに自分の意思を持っている、その強さが、桐沢コーチと出会って、どう変わっていくのか。私も最後の脚本まで読めていないので、どうなるか、まだわからないんです」

 中学時代は美術部で、幼少期からスポーツは遠い存在だった。「高校では部活はやってこなかったので、今、人生で一番ちゃんと運動していると思います。今まで演じてきた役は運動しなさそうな子が多く、私自身も、あんまり運動してないので、ちょっと不安はあったんですけど、ジャージを着ると、気合も入るし、ちゃんとかっこよくいようと思います。運動神経はそんなに良くないので、努力でその部分を補わないといけないんですが、それでもすごく楽しいです」。

 あかりとの共通点は何か? 「私は、あかりほど自分を出せないですけど、自分の環境とか、周りがどう思うかより、こうしたいという意志を強く持っています。そういうところは、通ずるところは、あるのかなと思いますね」。

 ボクシングジムには多い時は週2回通っている。「役が決まって、すぐにボクシングの練習に行かせてもらいました。たぶん高校生役の中では、一番早くボクシングを始めたんですけど、男の子が上手なので、どうしようって感じです。ジムではみっちり教えてもらって、すごい体力もついてきました。重い縄跳びで二重跳びをするのですが、最初は1回もできなかったんです。今はだいぶ飛べるようになって、成長しているなと思います」と手応えを感じている。

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