「競馬予想TV!」23年間愛され続ける理由 番組Pが絶賛するMC陣と予想家の“プロ根性”

長寿番組ならではのエピソードも明かした門澤清太プロデューサー【写真:ENCOUNT編集部】
長寿番組ならではのエピソードも明かした門澤清太プロデューサー【写真:ENCOUNT編集部】

フジテレビのベテランアナウンサーも舌を巻いた「プロ根性」

 現在は、元「アイドリング!!!」でタレントの横山ルリカがアシスタントを務めている。これまでの歴代アシスタントは2年ごとに交代していたが、横山はすでに8年目に突入した。その続投理由を聞いてみた。

「あるとき、番組直前まで、『アイドリング!!!』という番組の最終回が生放送でありました。その放送が終わった足で、そのまま『競馬予想TV!』に出演したんです。9年間も仲間と共に歩んできた番組です。いろんな思いがあるはずなのに、すぐ他の番組に出演したわけです。プロ根性を感じました」

 アイドルグループの冠番組が終了するという場面。苦楽をともにしてきた仲間と感極まっても不思議ではない。しかし、横山は私情ではなく、番組アシスタントとしての責任を全うしたのだという。

 続けて門澤氏は「怖いくらい勉強家なんですよ」と、横山がさまざまな競馬番組に引っ張りだことなっていることがうなずけるような、あるエピソードも明かした。

「『みんなのKEIBA』のMCを務める佐野瑞樹アナウンサーに、ルリカの競馬ノート見てみろと言ったんです。それを見た佐野アナが『(競馬情報が)びっしり書いてあって怖くなった』『ドン引きしました』と言っていました(笑)」

 あまりの勉強ぶりに佐野アナも驚愕(きょうがく)したようだ。

「それが彼女が競馬の仕事を長く続けている理由だと思います。正直アシスタントを代える理由がないんですよ」

 門澤氏は、番組アシスタントを担う努力家に脱帽した。

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