「競馬予想TV!」23年間愛され続ける理由 番組Pが絶賛するMC陣と予想家の“プロ根性”
土曜の夜に競馬の“予想バトル”を2時間繰り広げる生放送番組がある。CS放送で20年以上続く長寿番組「競馬予想TV!」(フジテレビONE、土曜、午後8時)だ。放送内容はタイトルそのまま、競馬の予想家たちが独自の理論をもとに、それぞれの予想を語り議論を展開する。競馬の「レース予想」に特化した唯一無二の番組として1998年9月のスタート以来、20年以上愛されている。長寿の理由や、番組ならではのエピソードを門澤清太プロデューサーに聞いた。
番組開始から23年を超える長寿番組の裏側に迫る
土曜の夜に競馬の“予想バトル”を2時間繰り広げる生放送番組がある。CS放送で20年以上続く長寿番組「競馬予想TV!」(フジテレビONE、土曜、午後8時)だ。放送内容はタイトルそのまま、競馬の予想家たちが独自の理論をもとに、それぞれの予想を語り議論を展開する。競馬の「レース予想」に特化した唯一無二の番組として1998年9月のスタート以来、20年以上愛されている。長寿の理由や、番組ならではのエピソードを門澤清太プロデューサーに聞いた。(取材・文=猪俣創平)
番組に出演する競馬予想家は芸人やタレントではない、いわば“素人”が出演して激論を交わしている。2時間の生放送だが、苦労はあるのだろうか。
「予想家として長く出演している人たちが多いので、タレントさんや芸人さんに比べても“プロ”です。それぞれがきっちり役割をこなしてくれています。それは、代々作ってきたプロデューサーからの意図をくんでキャスティングされていますから、不満も不安もなく接しています。そこは、番組に適したキャスティングだと思います」
もはや“素人”ではなく話し手の“プロ”としての予想家陣を称えた。では、制作側のキャスティングの意図やポイントとは何を指すのだろうか。
「『競馬予想TV!』ならではの難しいところですが、予想家であっても、予想がうまいだけの人では出られないということです。コミュニケーション能力が優れている人、討論ができる人、もちろん慣れの部分もありますが、ディベートできる素養がないと難しいです」
予想家が自論を展開し、議論を交わして“予想バトル”で盛り上がる。それが番組の狙いであり、最大の魅力の一つだ。出演する予想家をキャスティングする段階からディベート能力を重視した結果、“素人”ではなく“プロ”としての予想家が番組の見せ場を作っているのだろう。