瀬戸康史主演「愛なのに」海外映画祭出品決定 昨年は「ミッドナイトスワン」が受賞

俳優の瀬戸康史が主演を務める映画「愛なのに」(城定秀夫監督、脚本・今泉力哉)が、海外映画祭に出品となることが決定した。

瀬戸康史
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結果発表は30日の予定

 俳優の瀬戸康史が主演を務める映画「愛なのに」(城定秀夫監督、脚本・今泉力哉)が、海外映画祭に出品となることが決定した。

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「愛なのに」は、古本屋の店主と、店主にプロポーズする女子高生、店主の憧れの女性など、一方通行の恋愛が交差し、二転三転する先の読めないラブコメディー。彼らの一方通行な想いに切なさを感じながら、“頭では分かっていても行動が伴わない”登場人物たちの姿を描いている。主演を務めた瀬戸はこれまでのイメージとはかけ離れた無精ヒゲに眼鏡姿でこのストーリーの軸となる古本屋の店主・多田を演じ、初めての濡れ場にも挑戦。女子高生と人妻から言い寄られる冴えない人物を体現している。

 同作は2月26日から7館でスタートした公開が、反響を受けて4月1日より全国に拡大。そして今回、イタリアで開催される第24回ウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門への出品で、コンペティション部門に新設された脚本賞、「THE MULBERRY AWARD FOR BEST SCREENPLAY」の候補に選出された。結果の発表は映画祭最終日の30日を予定している。

 同映画祭は欧州最大のアジア映画祭として知られ、昨年は内田英治監督作の「ミッドナイトスワン」が劇場の観客が選出するゴールデン・マルベリー賞を受賞し話題となった。

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