佐藤流司は2.5次元作品の第一人者 空手の東北王者になった過去、家族愛と得意料理

プライベートでキッチンに立つことが増えたという佐藤流司【写真:舛元清香】
プライベートでキッチンに立つことが増えたという佐藤流司【写真:舛元清香】

「思い出ご飯」は「親父のナポリタン」

 作中で、諒太として料理の腕前を見せているが、佐藤自身もプライベートでキッチンに立つことが増えたという。

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「コロナ禍で仕事の予定がなくなったこともあり、自炊をする機会が増えました。得意料理は餃子です。最初はひき肉とにんにく、ニラを包むオーソドックスな物でしたが、何度も作る中であんにこだわるようになりました。ほぐしたささみと梅干し、あとはチーズタッカルビ風にしたときは絶品でした。揚げ餃子の時は、ラー油としょう油ではなくて、サルサソースで食べてみたり。いろいろ研究するところは、諒太と似ている部分かもしれません」

 諒太は「心も体も満たす」をテーマにアレンジレシピを考えていくが、佐藤が満たされる料理は、少年時代に東北チャンピオンにもなった「空手」と関係していた。

「空手で優勝すると、うなぎを食べに連れて行ってくれました。今でもうな重を食べると、家族で過ごした時間を思い出します。上京して仕事を始めてからも、節目のごほうびご飯は『うなぎ』です。都内に3軒ほどひいきにしているお店があって、『頑張ったな』と思う時に足を運んでいます」

 家族が作ってくれた「思い出ご飯」については、「親父のナポリタン」と即答した。

「何でも上手なんですけど、玉ねぎがたっぷり入ったナポリタンは特別な味でした。俺が作ったものは頑なに食べないんですけどね……。今はコロナ禍で4年ぐらい帰省できていないのですが、会えたときには、今回のドラマで覚えたレシピを作って、一緒に食べることができたらうれしいですね」

 毎週木曜日の深夜、家族は放送を楽しみつつ、その日が来るのを心待ちにすることだろう。

□佐藤流司(さとう・りゅうじ)1995年1月17日、宮城県生まれ。2011年にテレビ朝日系「仮面ライダーフォーゼ」で俳優デビュー。13年にはミュージカル「忍たま乱太郎」で初舞台を経験。その後、ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」や「刀剣乱舞」など“2.5次元”と呼ばれるジャンルの第一人者になった。18年にはバンドプロジェクト「The Brow Beat」もスタート。Ryuji名義で活動している。特技は空手、ドラム、トランポリン、歌、殺陣、アクロバット、エアリアル、ダンスなど。172センチ、血液型B。

ヘアメイク:有藤萌(do:t)
スタイリスト:吉田ナオキ

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