39歳の元局アナに絶えないグラビアのオファー 初めてだった「女性から声援受ける」経験
久しぶりのアナ仕事、前澤友作氏の宇宙出発をリポート
グラビアタレントとしては、新事務所で進化を遂げた。一方で昨年12月8日には、カザフスタンでマイクを握っていた。前澤友作氏の宇宙旅行出発を「前澤友作YouTubeチャンネル」で生リポートするためだった。
「前澤さんからしゃべりの部分を評価してもらい、久しぶりにアナウンサーとしてのお仕事をさせていただきました。たくさんの方から『いつもと声が違う』と言われ、事務所の社長からは『こんなことができるの』と驚かれました(笑)。これをきっかけにバラエティー番組に呼ばれたし、ロシア政府と日本政府の共同事業で使うVTRの収録もしました。その後、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まり、この事業自体がなくなると思いますが、自分としては仕事でいい流れが来ていると感じています。グラビアは続けますが、40代、50代と違う展開もあるかもしれません。なので、焦りはありません」
紆余曲折ある人生だが、今後は芸能活動以外でも、考えていることがあるという。
「今、総世帯に占める単身世帯の割合が2040年には、約4割になると予想されています。私のように結婚していない人も増えていますし、そういう人たちの居場所をつくりたいと思っています。具体的にはこれからですが、父が亡くなり、母が残されたことも構想のきっかけでした。取得している終活カウンセラー1級やエンディングノート書き方講師の資格も生かせたらと考えています」
アナウンサー、グラビアタレントと見られる仕事をしてきたが、裏方で働くことも好きだという。今、求められることを全力で応えながら、塩地は将来を見据えていく。
□塩地美澄(しおち・みすみ)1982年(昭57)6月26日、札幌市生まれ。道下屈指の進学校の札幌北高、小樽商科大を卒業し、06年4月に秋田朝日放送にアナウンサーとして入社。14年3月に退社するまで、報道、情報番組リポーターやMCを担当。「東北NO・1女子アナ」と称された。趣味はワイン、ゲーム、スポーツ観戦(野球、バスケット)、一輪車、ピアノ。165センチ、B89-W63-H88センチ。血液型O。