元秋田朝日放送アナウンサーの塩地美澄（しおち・みすみ）に、グラビアのオファーが相次いでいる。年内のスケジュールは決まり、来年の仕事も入り始めているという。上京した7年前、名を上げるために始めた活動だったが、今ではグラビア界のトップ集団を走っている。一方で、前澤友作氏の宇宙旅行を現地からリポートしたことを機にアナウンス力も再評価されてきた。ローカル局育ちの39歳に、自身の現在、過去、未来を聞いた。（取材・文＝柳田通斉）

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　3月5日、塩地は大勢の観客を前に水着姿になった。京セラドーム大阪で開催されたファッションショー「関西コレクション2022」。同じ事務所に所属する熊田曜子、熊切あさ美とコートを脱ぎ捨て、黒ビキニでランウェーを歩いた。しっかりと絞った3人の肢体に観客は魅了され、女性たちが「かっこいい」「きれい」と声を上げた。塩地は感激で震えたという。

「快感でした。私、女性から声援を受けるのは初めてで、うれしくて、その気になって皆さんに手を振っていました。夜7時30分まで何も食べずに臨んで良かったです（笑）」

　今年1月にはデジタル写真集「美のトライアングル」を発売し、3人はグラビア界の「アラフォートリオ」として注目されている。塩地は2年前、現事務所に移籍する前までは「ムッチリ系」の体だったというが、先輩である熊田や熊切に影響され、肉体改造に努めたという。

「スレンダーな先輩たちを見て、自然と意識が変わりました。私も女性から『かっこいい』と言われるグラビアにしたくなり、晩御飯は糖質制限をしてタンパク質を多めにしました。週3でジムにも行き、体重を徐々に減らしました。身長は165センチですが、関西コレクションの時には50キロを切り、理想の体型に近づけました」