前澤氏「宇宙飛行士の方々においしいものを届けたいという思いから、Uber Eatsさんにもご協力いただき、今回の企画の実現に至りました。ISSの中ではハンドレールを手繰り寄せながら進むのですが、慣れない無重力の中、紙袋を持ちながら真っすぐ進むことが大変でした。一瞬、袋から手を離して、ハンドレールを持ったりするうちに、うまく『Uber Eats』の文字が映らなかったり（笑）、実は試行錯誤しながら30回ぐらい撮り直しました」

武藤氏「ありがとうございました。この件、社内でも『超極秘のプロジェクト』になっていて、うれしくて人に言いたい気持ちを抑えるのが大変でした。そして、公開された映像を見て感動いたしました。メディア側の反応も良く、この映像は、日本をはじめアメリカやフランス、イタリアなどのヨーロッパ諸国、オーストラリアや台湾などのアジア諸国、そして、ブラジルやメキシコなどの南米諸国など、Uber Eats を展開している世界各国ででも紹介されました」

　ここでスタッフが、米NBC「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」で、有名司会者のジミー・ファロン氏が映像を紹介する模様を前澤氏に見せると……。

前澤氏「お～っ、すげ～。これ、うれしいですね」

武藤氏「はい。弊社では、今回のことをグローバルの幹部も含めて、『これは大ニュース』と喜んでいます」

前澤氏「僕もダラ・コスロシャヒCEOから素敵なメッセージをいただき、うれしく思っています。地球に戻って来てからはUber Eatsを使う頻度が増えました。便利ですし、速いし。ただ、『1点や2点で頼んでしまっていいのかな』と思ったりします」

武藤氏「それが日本人のユニークなところです。他の国では注文するのに遠慮してしまうような意識はなく、配達する側もむしろ『軽ければ、ありがたい』という実情ですので、どんどん利用していただきたいという考え方です。ちなみに、私は1日で6回、利用したことがあります。朝食、昼食、おやつで2店から、そして、ワインとディナーでした」

前澤氏「そうなると、『コーヒー1杯でもいい』ということですが、日本ではチップ（心づけで渡す現金）みたいなものをやっていますか」

武藤氏「はい。チップもできます」

前澤氏「じゃあ、チップを弾もうかな。『あの家、チップを弾むらしいよ』と言われたりして（笑）」