別府由来が役者を志したワケ 高校時代に50社超からスカウトも1度は美容師の道へ

注目の若手俳優・別府由来(23)は、芸能事務所50社以上からのスカウトも現事務所に1度は不合格の現実を突きつけられた。その後は美容師として生活を送り、再度芸能界進出を目指してオーディションに挑み、合格を手に入れた。夢へのスタートを切った別府に、これまでの歩みや大好きなアニメ作品の話を聞いた。

高校時代に50社超からスカウトされた別府由来【写真:ENCOUNT編集部】
高校時代に50社超からスカウトされた別府由来【写真:ENCOUNT編集部】

芸能界に入ったきっかけは、高校時代に50社以上からのスカウト

 注目の若手俳優・別府由来(23)は、芸能事務所50社以上からのスカウトも現事務所に1度は不合格の現実を突きつけられた。その後は美容師として生活を送り、再度芸能界進出を目指してオーディションに挑み、合格を手に入れた。夢へのスタートを切った別府に、これまでの歩みや大好きなアニメ作品の話を聞いた。(取材・文=竹之内梨佐)

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――この世界に入ったきっかけを教えて下さい。

「テレビを見る家庭で育ったので(芸能の仕事に)興味はありました。高校生のときに初めて美容室に行き、サロンモデルとして声をかけてもらいました。(セットしてもらって)初めての自分に出会って、自信がついた高校生時代に、いろんな事務所50社以上から声をかけてもらいまして……。もしかしたら、自分もドラマとかに出られるかも思い、スターダストプロモーションを受けたのですが、写真撮影の審査で落ちてしまいまして……。そこで一旦芸能活動を諦めて、僕に自信をつけてくれた美容師になろうと思い、半年間美容師として働いていました。でも自分がどうなりたいかを考えたときに、やはり芸能活動をしたくて、1回落ちた今の事務所のオーディションに休日を使い、リトライして、合格をいただき芸能の道に進むことができました」

――事務所50社以上にスカウトされることは貴重な経験だと思います。

「そうですね。そのときは天狗になっていました。友達と何社スカウトされるか名刺集めをしていました……。落ちた後もスターダストの別のスカウトの方に声をかけてもらうこともありましたが、その度に『落ちたのに』と悔しい思いをしていた記憶があります(笑)」

美容師から役者になった別府由来【写真:ENCOUNT編集部】
美容師から役者になった別府由来【写真:ENCOUNT編集部】

――50社にスカウトされるくらいの魅力をもっている別府さんですが、長所や短所を教えて下さい。

「身長が高いことには自信があります。頭身バランスはいいってよく言っていただけるので、長所だと思っています。短所は、たくさんあるんですけど、1つの事を始めると止められないのが一番ダメなところです。例えば、アニメを見始めたら延々と見ていて、他のことに支障をきたします。友達から連絡が来ていても気づかずに次の日になっていたりするレベルです(笑)」

――最後に見入るほど、オススメのアニメ作品があれば紹介してください。

「たくさんあるんですけど、ずっと好きなのは『暗殺教室』。僕のバイブルですね。人としての向き合い方とか、人生のいろんなことを教わりました。作品としては、若干怖いですけど、言葉の裏側にとても重みの意味が込められている作品です。このアニメの『第二の刃を持たざる者は…暗殺者を名乗る資格なし!!』っていうセリフは、オーディションで自己紹介の最初に必ずこの言葉を口にします。挑戦することは怖いことなので、なにか頑張るうえで、もう1つ何か持っているものがあれば、すこし肩の力を抜いてうまくできることがあるという意味で、すごく心に刺さったので、僕が役者として頑張る指針にしています」

□別府由来(べっぷ・ゆうき)1998年11月24日生まれ。身長185センチ。美容師免許を持ちながらも、2020年1月にラジオ「FESTIVAL OUT」で芸能活動開始。21年FOD配信ドラマ「ヒミツのアイちゃん」で役者デビュー。同年に配信音楽番組「MUSIC PARADE-speakers-」でMCや22年株式会社ドミノ・ピザ ジャパンのCMに出演。3月からは、戦隊シリーズの46作目「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」に「サルブラザー / 猿原真一」として出演している。

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