SKE48大場美奈、ラストシングルに特別な思い センター林美澪は「我が子のような存在」

名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」が、29thシングル「心にFlower」をリリースした。前作に続き林美澪(13)がセンターを務める本作は、「騒々しい日々の中で、花のように美しく清らかな心と、自分らしさを忘れずに生きていこう」という思いを歌ったメッセージソング。バブリーダンスを生んだ振付師・akaneが手掛けた“でらフラワーダンス”で見せるパフォーマンスも見所となっている。本作の選抜メンバー・林、江籠裕奈(21)、大場美奈(29)、坂本真凛(20)にインタビューを行い、それぞれの思いに迫った。

インタビューに応じたSKE48の(時計回りに)江籠裕奈、坂本真凛、大場美奈、林美澪【写真:山口比佐夫】
インタビューに応じたSKE48の(時計回りに)江籠裕奈、坂本真凛、大場美奈、林美澪【写真:山口比佐夫】

2作連続でセンターを務める林美澪「みなさんを元気づけられる曲に」

 名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」が、29thシングル「心にFlower」をリリースした。前作に続き林美澪(13)がセンターを務める本作は、「騒々しい日々の中で、花のように美しく清らかな心と、自分らしさを忘れずに生きていこう」という思いを歌ったメッセージソング。バブリーダンスを生んだ振付師・akaneが手掛けた“でらフラワーダンス”で見せるパフォーマンスも見所となっている。本作の選抜メンバー・林、江籠裕奈(21)、大場美奈(29)、坂本真凛(20)にインタビューを行い、それぞれの思いに迫った。(取材・構成=イシイヒデキ)

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――林さんは2作連続でセンターを務めることになりました。

林美澪「前回は研究生という立場でセンターを務めさせていただいたのですが、今回は正規メンバーとしてセンターに立ちます。前回とは違ったパフォーマンス、さらに上のパフォーマンスを目指せるようセンターとして頑張りました」

――坂本さんは初めての選抜入りです。

坂本真凛「ずっと選抜に入りたくて活動を続けてきて、ファンの皆さんにもたくさんやさしい声をかけていただきました。選抜入りでひとつ恩返しができたので、うれしい気持ちでいっぱいです」

――4月に卒業する大場さんは最後の参加シングルとなります。

大場美奈「最後まで選抜メンバーに選んでいただいて、本当にうれしく思っています。アイドルとして12年間活動してきましたが、SNSを見ると、今はアイドルを追いかけていない方も『最後だから聞いてみよう!』と反応してくださったので、今のSKE48をアピールできればと思っています」

――今作はどんな楽曲になっていますか。

江籠裕奈「人の心に寄り添うようなあたたかい歌詞になっていて、人として大切なことを教えてくれる曲になっています。いら立ったときこそやさしい心を忘れないでほしい。私自身も『心にFlower』の歌詞を大切にして生きていきたいと思いました」

林「世の中でいろいろ大変なことが起こっていますが、そんな時代だからこそ届けたいメッセージ性のある曲になっています。私と同じ世代、中学生や高校生にも刺さる歌詞があり、悩みごとが多い時期だと思うのですが、みなさんを元気づけられる曲になっていると思います」

――SKE48らしいダンスも見どころです。

坂本「私もSKE48が大好きでSKE48に加入したのですが、今作も“ダンスのSKE48”を存分にアピールできる作品になっています。手足の先まで神経を使ってキレイに見せる振り付けで、パフォーマンスを通してSKE48の素晴らしさを感じていただけたらうれしいです」

――「でらフラワーダンス」とは、どんなダンスなのでしょうか。

大場「もともと、ダンスに“デフラワー”という技があり、それを名古屋弁で『すごい』という意味の“でら”にかけて、SKE48らしいネーミングになっています。かなりむずかしいダンスなので、長い時間、たくさん汗をかいて練習しました。久しぶりにスパルタなレッスンでしたね」

――坂本さんは初選抜でスパルタなレッスン、いかがでしたか。

坂本「ついていくのに必死でした。レッスンの次の日は、筋肉痛になりました」

江籠「一緒に半袖のレッスン着を買いに行ったよね。最初は長袖でレッスンをしていたのですが、激し過ぎて長袖は踊れない! となりました。それくらい難易度の高いダンスでした。それから、今作の衣装は踊りやすさを重視して、靴がスニーカーなんです。激しいダンスをスニーカーで踊ってやる! という感じも、SKE48らしさだと思います」

――ミュージックビデオ(MV)も見応えがありました。

林「カッコいいもあり、かわいいもあり、いろんな要素が楽しめるMVになっています。『強い自分が弱い自分を助ける』というコンセプトがあり、SKE48らしさを感じるシーンもあれば、いつもと違ったSKE48を見られるアクションシーンもあるので、そこに注目して見ていただけたらうれしいです」

――江籠さんはアクションシーン、いかがでしたか。

江籠「アクションの稽古があることを聞いて撮影当日を迎えたのですが、『江籠さんはそこに立って右手を上げてください』と言われて、私は武器を持たせてもらえませんでした。運動神経が悪いのが、どこからか伝わったのかもしれません(笑)」

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