堺雅人が“絶対に騙せない詐欺師”を演じる 日テレSPドラマ「ダマせない男」で主演
俳優の堺雅人が、日本テレビで26日から放送されるスペシャルドラマ「ダマせない男」(午後9時)で主演することが分かった。
堺は初共演の門脇を絶賛「いろんな顔を演じられる女優さん」
俳優の堺雅人が、日本テレビで26日から放送されるスペシャルドラマ「ダマせない男」(午後9時)で主演することが分かった。
ドラマ史上初(!?)となる「絶対に騙せない詐欺師」が送る極上のコメディードラマ。“超”が付くおひとよしのサラリーマンの絹咲正(堺)は、婚活パーティーで浅香澪(門脇麦)に出会う。正は、澪に頼まれて彼女の父親に会いに行くが、正が会った相手は裏社会にもつながりのある大手ゼネコン社長・貴島(生瀬勝久)だった。
実は澪の正体は、「フレグランスの澪」という異名をもつ女詐欺師。澪は貴島から5億円をだまし取ろうとしたものの失敗し、貴島の支配下にあった。貴島は、リゾート会社社長の大森(広末涼子)から10億円を奪ってきたら許すが、それができなければ殺すと正と澪に告げる。澪は、大森から10億をせしめる計画を立てるが、うそがつけず悪いことのできない正には、とても引き受けられる話ではなかった。しかし、正のあまりの人の良さから、10億円詐欺計画は思わぬ方向へと転がっていく。
堺、門脇、広末、生瀬のほか、村川絵梨、皆川猿時、小手伸也、岡部たかし、遠山俊也、光石研ら個性派俳優陣も出演する。
堺は「演じてみて、絹咲正は……変な奴だな、と思いました(笑)。これをやりたい、という自分の意志ではなく、すべて人から言われてやるので、そんな生き方でいいのか? と思ってしまいますけれど。でも、おひとよしで優しいから、詐欺を働くときでさえ、一生懸命うそをつこう、成立させようと努力するんですよ。頭では自分をなるべく出さないようにしているけれど、すぐ人を好きになったり、急に笑い出したり、体からは「生きたい」というメッセージがあふれている。やっぱり変な奴だし、そんな人を演じるのは面白いなと思います」と撮影を振り返った。
また、実体験でだまされたことについては「女の子のうそ泣きは見破ることができないです(笑)。駅の改札で4歳くらいの女の子が(自動改札機を)ピッてやりたいってワーワー泣いているのを見たことがあったんですが、お母さんがピッとやったら、すぐ泣き止んでサッと入っていったんです。あの年齢でさえそうなのか! すごいな! と思いました(笑)」と明かした。
さらに豪華共演者についてもコメント。初共演となる門脇については「まったく初めてという気がしなかったです。いろんな顔を演じられる女優さんですが、今回も謎が多い浅香澪という役をとてもミステリアスに演じてくださって、素晴らしかったですね」と絶賛。「門脇さんは放っておくと、(ロケ地の)森の中を散策しだすんですよ(笑)。『このあたりはこんなキノコが生えているんです』『こんな虫がいます』とか、先生と生徒のようにレクチャーを受けていました(笑)」と裏側を明かした。
また、広末についても「久しぶりにご一緒しました」とし、「表現者として僕のポテンシャルが1だとしたら、広末さんは100くらいの豊かさをもってらっしゃる方。笑うシーンがあるとしたら、僕は頑張って笑ったりするんですけれど、広末さんはむしろ笑いすぎないように抑えるような人なので、いつもそのエネルギーを浴びながら、本当にすごい女優さんだな、同じ時代でよかったなと感じています」と話した。
そして、生瀬についても「お久しぶりだったので、うれしかったです。とても尊敬している先輩ですし、何より生瀬さんは人生を楽しんでらっしゃる方なので、すてきなんですよ。あるシーンで、生瀬さん演じる貴島源一郎が、ある乗り物に乗って登場するんですけれど、その乗り物に乗っている生瀬さんがものすごーく楽しそうで(笑)。何度も何度もその楽しさを力説されたので、僕は『購入されたらいかがですか?』と言ったんですけれど、皆さんにはそのシーンを楽しみにご覧いただきたいです」と楽しそうに語った。