【RIZIN】「バッティングありでいいから」 梅野源治が“肘あり”提案も皇治は逃げ腰

格闘技イベントRIZINは3日、都内で会見を行い、「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(3月20日、インテックアリーナ大阪)の追加対戦カード発表を行った。61キロキックルールの契約で試合が決定した皇治(TEAM ONE)と梅野源治(PHOENIX)はコントのような舌戦を繰り広げた。

梅野源治に肘を当てられる皇治(左)【写真:ENCOUNT編集部】
梅野源治に肘を当てられる皇治(左)【写真:ENCOUNT編集部】

皇治と梅野源治、2人の“漢気”は対照的

 格闘技イベントRIZINは3日、都内で会見を行い、「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(3月20日、インテックアリーナ大阪)の追加対戦カード発表を行った。61キロキックルールの契約で試合が決定した皇治(TEAM ONE)と梅野源治(PHOENIX)はコントのような舌戦を繰り広げた。

 皇治と梅野源治、2人の“漢気”は対照的だった。

 昨年6月の試合では1Rに皇治のバッティングによって梅野は鼻を骨折。ドクターストップを余儀なくされた。梅野は当時を振り返り、「1Rああいう形で試合が終わって、悔しい思いをしている中でRIZINで決着をつけられる。いい機会がきた」とオファーを受けた理由を明かした。

 一方で、なかなか決まらないルールにイライラしたという。

「試合が決まったのは数日前。ルールが分からない。体重も分からない。先延ばしにされて、ムエタイとキックボクシングは、ちょっとルールが違う。試合が本当に組まれるのか分からないなかでイライラしていたんですけど、昨日やっと体重も決まった」

 昨年と同じルール、同じ体重、同じ場所での決戦となった。「前回と同じ条件で漢同士のケリをつけたい、ケジメをつけたいと思ってRIZINのリングにあがります。決着はKOでもいいし、判定でもいいし、そこにこだわりはない。前回のあれ(バッティング)は確実にわざとではない。お互いが悪いので、ああいったことが起こらないように結果がノーコンテストとかにならないように白黒つけたい」と大人の対応で、意気込んだ。

 対する皇治は「困惑しており、世間のみなさんに顔見せできない」という理由で、ひょっとこのお面着用で登場。バッティングには「気を付けてやろうとは思うんですけど……」と腑に落ちないような声色で応じ、「もしよかったらこれをつけて」と用意していた野球のキャッチャー用マスクを渡してみせた。

 これには梅野も「これつけなくていいから肘ありでやろう、ごまかさないで。肘ありだったらバッティングありでいいし、体重も合わせてあげるから。肘ありでやろうよ」と“反撃”。すると皇治は「じゃあ僕がつけます」としゅんとしていた。

 このやり取りを聞いていた榊原信行CEOはルール変更の可能性について「このままのルールで進めたい」とひとこと。この言葉を借りるかのように皇治は「さきほど、ルールも決まっていたのに、いきなり肘ありとか(梅野は)よく分からないこと言っているので……」と榊原CEOを壁にして応戦した。

次のページへ (2/2) 【写真】「もしよかったらこれをつけて」皇治が梅野に手渡したキャッチャー用マスク
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