今泉佑唯、活動休止中に考えた引退 変化した女優への思い「子どもに自慢できる存在に」

活動休止、出産を経て2021年11月に舞台「修羅雪姫」で約1年ぶりに女優復帰を果たした今泉佑唯が、ABEMAオリジナルドラマ「結婚してとうるさくて」に出演する。30歳を前に、さまざまな葛藤をする4人の29歳独身女性をユーモラスかつ痛烈に描いた「30までにとうるさくて」のスピンオフ作品で、今泉は“あやふやな関係”の男性・知也(栁俊太郎)に猛烈な結婚してアピールをする29歳の「西野まりえ」を演じる。

育児と仕事の両立への葛藤を明かした今泉佑唯
育児と仕事の両立への葛藤を明かした今泉佑唯

久々の映像作品出演は「しっかり緊張していました」

 活動休止、出産を経て2021年11月に舞台「修羅雪姫」で約1年ぶりに女優復帰を果たした今泉佑唯が、ABEMAオリジナルドラマ「結婚してとうるさくて」に出演する。30歳を前に、さまざまな葛藤をする4人の29歳独身女性をユーモラスかつ痛烈に描いた「30までにとうるさくて」のスピンオフ作品で、今泉は“あやふやな関係”の男性・知也(栁俊太郎)に猛烈な結婚してアピールをする29歳の「西野まりえ」を演じる。(取材・文=東田俊介)

 映像作品としては久々の出演となり、また3月には「修羅雪姫」の再演が控えているなど、女優としての経験を着々と積み重ねる。この1年でがらりと環境は変化し、生活のみならず、仕事への向き合い方も以前とは異なると語る“今”の彼女に迫った。

 今作は、「結婚はしたくないけど一緒にはいたい」男性の一方で「関係を持っているのだから将来を見据えて付き合いたい」という女性といった、現代にありがちな男女の関係性に焦点が当てられている。

「最初に台本を読んだとき『こんな関係って本当にアリ!?』って驚きました。でも実際そういう女性って多いのかな、こういう選択肢もあるのかなって。もし自分だったら、関係を持つ前に『○○歳で結婚したいから』『○○歳で子どもを産みたいから』って相手に言っちゃいますね。会うたびに関係についてあれこれ考えるのはすごいストレスがかかりますし。作品を通してそんなことを考えていました」

 長く空いていたドラマの現場だったが、監督、カメラマン、共演者など、周囲のスタッフが和気あいあいとした空気感を作り出してくれたおかげで、スムーズに入り込めたようだ。

「相手役の栁俊太郎さんとは初対面だったんですが、お互いあまり知らずに『29歳で結婚なんて早いでしょ』ってセリフを言われたので、『プライベートでもこんなことを言う人なのかな』って最初はイライラしちゃってました(笑)」

 そう撮影時のエピソードを語る彼女の表情は、どこか充実感に満ちている。

「でもしっかり緊張していました。『修羅雪姫』の舞台のときは、稽古期間がある程度あったんですが、今回のドラマは2日間ですべて撮影しなければならず、ほぼ“ぶっつけ本番”という感じだったので。画面越しにブルブル震えているのが伝わらないか、今から心配しています(笑)」

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