【カムカムエヴリバディ】算太が再び消えた訳 るいとの再会ならず、NHK「いろんな申し訳なさを感じている」

NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜、午前8時)の第84回が1日に放送され、ひなた(川栄李奈)の祖母・安子(上白石萌音)の兄で、母・るい(深津絵里)の伯父の算太(濱田岳)が、るいを目の前にして、名乗ることなく姿を消した。安子編で算太は安子と一緒に店を持つための資金を持ったまま姿を消していた。演出の石川慎一郎氏に、算太が去った背景を取材した。

商店街でひなた(川栄李奈)と話す算太(濱田岳)【写真:(C)NHK】
商店街でひなた(川栄李奈)と話す算太(濱田岳)【写真:(C)NHK】

安子編でも安子と一緒に店を持つための開店資金を持って姿を消していた

 NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜、午前8時)の第84回が1日に放送され、ひなた(川栄李奈)の祖母・安子(上白石萌音)の兄で、母・るい(深津絵里)の伯父の算太(濱田岳)が、るいを目の前にして、名乗ることなく姿を消した。安子編で算太は安子と一緒に店を持つための資金を持ったまま姿を消していた。演出の石川慎一郎氏に、算太が去った背景を取材した。

「安子編で算太は自分が姿を消したことに対する、いろんな申し訳なさを少なからず感じていると思っていて、その申し訳なさという気持ちもありつつ、その場から立ち去りたいという気持ちが、算太の中にはあると思っていました。いつの間にか消えているということを意識して撮りました」

 算太は回転焼きの店「大月」の前に着く前には、吉兵衛(堀部圭亮)の息子で、同じ堀部圭亮が演じる吉右衛門と偶然、すれ違っていた。算太は気付かなかったが、見る人をドキドキさせた。それでも、いよいよ、るいと感激の対面かと思った視聴者も多かったはず。

 ところが、るいが店の表に目を向けた時には算太の姿はなかった。今後、算太が物語にどうかかわってくるのか気になる。これまでジェットコースターのように物語が展開してきたが、第84回では、あらためて視聴者を引き付ける脚本家・藤本有紀さんのスゴ技を感じさせた。

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