「#オードリー椅子破壊記念日」が、24日に入ってからSNSのトレンド欄をにぎわせている。このハッシュタグは、お笑いコンビ「オードリー」が2016年2月24日に放送された「ヒルナンデス！」（日本テレビ）で、家具大手「IKEA」の椅子を破壊した日を回顧するものとして、毎年2月24日に盛り上がりを見せている。

　事件が起きたのは、6年前の2月24日だ。番組内のプレゼントコーナーで、オードリーがIKEAの椅子を紹介。紹介された椅子「POANG」（ポエング）は、630万回の耐久テストに合格した“壊れない”“頑丈”な製品であることをアピールしていた。商品の説明を終えた若林正恭が「壊れないということで試してみてください」と椅子に座っていた相方の春日俊彰に掛け合うと、春日は勢いよく椅子の上で暴れ出した。

　春日が「全然余裕です！」と繰り返し負荷をかけると、スタジオ内もその評判通りの頑丈さに驚き。しかし、若林が春日を背もたれに押し込むと、勢い余って椅子が壊れてしまい、2人は倒れ込んでしまった。

　衝撃の展開に、スタジオ内は騒然。カメラがメインMCの南原清隆と当時アシスタントを務めていた水卜麻美アナウンサーに切り替わると、2人は笑いをこらえながらも、すぐにそろって頭を下げて「申し訳ありません」と謝罪した。さらに水卜アナは「使い方は正しく守ってください」「正しく使えば壊れませんのでご安心ください」と視聴者に呼びかけたが、スタジオ内の笑いは収まらない様子だった。

　その後、オードリーは同番組でIKEA新三郷店でのロケに参加している。18年には再びIKEAの椅子のプレゼンターを務めたが、椅子を破壊することなく無事に商品をアピールすることに成功。IKEAとの関係は良好なようだ。

　SNS上では、24日を迎えた瞬間から「#オードリー椅子破壊記念日」がトレンド入り。「とうとう6年が経ちました」「落ち込んだときはいつもこれを見て元気をもらっています」「伝説よ永遠なれ」「風化させてはいけない」「色褪せないね」と当時を懐かしむ声が相次いでいる。