村上“ポンタ”秀一さんトリビュートコンサート、一青窈・福原みほの追加ゲストが決定

これまでに数々の著名なアーティストのサポートを務め、デビュー50周年を目前に逝去した日本を代表するドラマー・村上“ポンタ”秀一さん。音楽人生を祝福するトリビュートコンサートを斉藤ノヴが発起人となり、3月11日に東京国際フォーラムにて開催される。

村上“ポンタ”秀一さんのトリビュートコンサートが開催となる
村上“ポンタ”秀一さんのトリビュートコンサートが開催となる

大黒摩季、大貫妙子、角松敏生、近藤房之助らのコメント到着

 これまでに数々の著名なアーティストのサポートを務め、デビュー50周年を目前に逝去した日本を代表するドラマー・村上“ポンタ”秀一さん。音楽人生を祝福するトリビュートコンサートを斉藤ノヴが発起人となり、3月11日に東京国際フォーラムにて開催される。

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 参加ゲストアーティストには、大黒摩季、大貫妙子、角松敏生、近藤房之助、佐藤竹善、ジャンク フジヤマ、未唯mie、森高千里(※五十音順)の出演が既に発表されているが、今回、一青窈、福原みほの参加が追加決定した。

 さらに、ゲストミュージシャンとして、バカボン鈴木(Ba)、柴田敏孝(Keys)、仙波清彦(Dr)、SATOKO(Dr)、松下マサナオ(Dr)、国場幸孝(Dr)、佐藤奏(Dr)の出演も決まった。

 本公演では、初の試みとなる「ピンク・レディー」の名曲を未唯mieとのスペシャルコラボ企画として、大黒摩季、一青窈、森高千里による共演や、ポンタさん自身の“ドラム・サウンド“と角松敏生が最後の共演も予定されている。角松にとって、デビュー以降、数多くのアルバム、楽曲でタッグを組んできた特別な存在であり、“絆”を確かめ合う最後の共演は、ファンにとっても最大の見どころとなりそうだ。

 ポンタさんのビートに触発され続けた一流のミュージシャンが一夜限り集結し、日本ポップス史にさんぜんと輝く功績を残されたレジェンドドラマーとの思い出をファンと共に振り返る、ラストライブとなる。

 出演者のコメントは以下の通り。

○角松敏生

「今から41年前、右も左も判らぬまま、あれよあれよと担ぎ出されるようにレコードデビューできた自分が幸運だったのかそうでなかったのか今もって解らないままである。ただそのファーストアルバムのレコーディングで経験したことは貴重な宝だ。名だたるスタジオミュージシャンに囲まれたセッションは20歳の音楽好きの若者にとってエキサイティングなことには違いなかっただろう。しかし同時に、自分の未熟さを痛感した瞬間であり、プロフェッショナルというのは、何をしてプロフェッショナルというのか、その現実を突きつけられ孤独に堕ちて行った経験でもあった。そんなレコーディングの休憩時間での出来事。1人トイレで、ため息混じりに用を足していると、たまたま彼が隣に来て用を足し始めた。思わぬことに驚き、彼の顔を見上げる。すると彼は、小声で話しかけてくれた。『あんま、カタくなるなよ』『あ・・はい』それが彼との最初の会話だった。その時彼が見せた笑顔は今も忘れられない」

○近藤房之助

「やっぱり、大村憲司、けんちゃんが亡くなる前、バカボン鈴木等と廻ったツアーが強烈に思い出されるね。ツアーマネジャーが血尿出すほどトラブル続きの旅だったけど、良い思い出です。ポンタ氏はとても元気で、毎晩のように酒を飲んだ。肝臓破りバンドの面目躍如。とても、ダンディーな人でした」

○大貫妙子

「まだ20代の頃、ソロアルバムをつくり始めて一緒にアルバムに参加して下さった坂本龍一さんなど共に、ライブハウスに出るようになった。その時のドラムが村上さんだった。ライヴ終了後に、坂本さんから『ポンタが、たあぼおは、声ちっちゃくて、全然聞こえねぇって言ってたよ』と聞かされ、それがトラウマとなった。ステージが怖くなりそれでも努力し、トラウマから解放されたのは40歳を過ぎてからだった。世間には褒めて育てるというのがあるようだけれど。ポンタさんの正直な一言で、自らに厳しく歌と向かい合うことができたことに、心から感謝しています」

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