「R-1グランプリ 2022」審査員2人が決定 陣内智則が5年連続、バカリズムは初

バカリズム「自分に低い点をつけた人は今でも覚えてます(笑)」

 2人のインタビューは下記の通り。

――初めてR-1の審査員を受けるときは葛藤はありましたか。

陣内「僕は4年前ぐらいに……そのとき、文枝師匠やヒロミさんとか関根勤さんたちがいらっしゃったので、安心感があり、その方々の中で1番若手で、現役の目線でやらせていただこうという感じだったんですけど、去年から審査員がグッと若返ったので、責任感が増したときに、今回はバカリズムが引き受けてくれると聞いてすごく安心しました」

バカリズム「最初はずっと嫌でしたね(笑)。したい理由がないじゃないですか? だけれども、僕もR-1にお世話になっているし、カンテレさんとの関係もありますからね……。陣内さんにもいろいろお話し聞いたりして……ただ恩返しという感じで何か力になれるんだったらということで……ピン芸人界がちょっとでも盛り上がればっていう思いですね」

陣内「僕たちがやっていた時は、芸人さんが審査員じゃなかったんですよ」

バカリズム「そうですよぉ」

陣内「そのときなんかあったじゃないですか? なんでこの人に審査されなあかんの? って……」

バカリズム「自分に低い点をつけた人は今でも覚えてます(笑)」

陣内「覚えてる、忘れない(笑)。だからそう思って審査しないといけないから、ほんとはやりたくないんですよ(笑)」

陣内「どういう審査になるか分からないですけど、盛り上がってほしいですね」

バカリズム「盛り上がってほしいですね!」

――ご自身がR-1に出場されていたときの思い出を教えてください。

陣内「僕はR-1がまだ関西ローカルだったときに出てるんですよ。第1回目と2回目。だいたひかるさんと浅越ゴエさんが優勝したときに。僕も決勝まで行ってたんですけど……僕の中ではちょうどいいときだったんですよ。関西で番組もらったりとか……吉本的にも『陣内売り出すぞ!』ってときだったはずなので、どっかで『あっ、オレ優勝するな』って思ってたんですよ(笑)。『俺を優勝させる感じでやってるんだな』って思ってたら、『結果ガチかい!』って、『審査ガチかい』って、その感じがありましたね(笑)。全国ネットになってから僕は出てないんですよ。バカリはそこから出てますよね?」

バカリズム「そうですね。僕が出てたときは何となく賞レースものはチャンピオンよりも2位3位ぐらいの方がテレビで跳ねるって雰囲気があったから、割と最初から3位くらいを狙ってました(笑)。そっちのほうがインパクト残るしいろんな番組でも、チャンピオンが呼ばれるときってチャンピオンだから呼ばれるけど、2位3位の人はスタッフさんが好きだから呼ぶじゃないですか? だからよりやりやすいところにブッキングしてもらえるっていうのが何となくあったから、インタビューとかでも『3位狙います!』って言ってて。でもそうすると撮り直しさせられるんですよ(笑)。変な空気になるから。だから一応そんなに思ってないんだけど『優勝します』みたいな感じで……。でも今はチャンピオンの方が売れる流れになってきてるから、僕みたいなこと考えずにちゃんと優勝を狙ってほしいですよね」

――R-1経験者として、決勝進出者に向けてひと言お願いします。

陣内「霜降り明星が司会で、僕たちが審査員で……出場者とも大きく世代は変わらないですし、そんなに緊張することもないと思うので……。ただお客さんがマスクしてるのはかわいそうだなと……。普段よりかはウケがマスクで少なくなっちゃうかもしれないですよね……。そこはあまり意識せずに。ウケてると思ってやってもらいたいです」

バカリズム「仮に最下位だったとしても、日本で8番目なわけだから決勝に出ること自体がすごいことだと思うので、自信をもってやってほしいですね」

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