俳優の藤岡弘、が17日、都内で行われた映画「ドリームプラン」（23日公開）の公開前イベントに、長女で女優の天翔愛、長男で俳優の藤岡真威人、次女で女優・モデルの天翔天音、三女で女優・モデルの藤岡舞衣とともに出席した。

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　ウィル・スミスが主演・プロデュースを務め、世界最強のテニスプレーヤー姉妹であるビーナス＆セリーナ・ウィリアムズを育てた破天荒な実父リチャードの驚きの実話を映画化した本作。テニス未経験のリチャードが、2人の娘が生まれる前から独学で作った唯一無二の「計画書＝ドリームプラン」と、その計画を信じ続けた父、娘、家族の絆、2人の世界チャンピオン誕生の知られざる秘密を描いた感動作となっている。

　本作の内容にちなみ、「うちの子どもたちは、ここは世界一」と自慢できることを聞かれた弘、は「心の素直さかな。本当に素直でうれしいことなんだけど、果たしてこれから過酷な人生に向かっていく中で大丈夫かなって不安があるくらい優しいんですよ。その素直さは親としてうれしいですね」と目を細めた。さらに、「子どもたちのそういうところがいい方向に膨らんでくれたらいいかなと思います。そして可能性に対しては信じていて、立ち向かえと言い続けています。そこは主人公のリチャードと同じかなと思いますね」と自身と重ね合わせた。

　また、イベントでは2月19日で76歳の誕生日を迎える弘、へサプライズで、子ども4人からの手紙が読み上げられる一幕もあった。

　末っ子の舞衣が4人の手紙を一生懸命、代読すると、何度もまばたきをしたり天を仰いだ弘、は「うれしいですね。サプライズがあるとは思わなかった…。ありがとう」と感無量な表情を浮かべた。

　そのうえで、「僕は逆に子どもたちから生きがいというか、やりがいというか、育ててもらっていて、子どもからエネルギーをもらっているんです。子どもたちから自分は生かされているなと思うくらい、エネルギーをもらっているので感謝ですね。子どもがいなかったら僕はこんなに頑張れなかった。頑張ることすらできなかった。子どもによって、どんなにつらいことも、苦しいことも乗り越える力をいただいた。子どもたちが安心できるまでは、どんなことがあっても生きていかなきゃという気持ちは絶えず抱いて、自分に叱咤（しった）激励して無理をして追い込んで、それが自分の中で立ち向かう力になりました」と熱く語った。