「おかあさんといっしょ」歌のお姉さん交代 小野あつこは涙で卒業発表 新任は「ながたまや」

NHKが16日、教育番組「おかあさんといっしょ」についてオンライン会見を開催し、4月からのリニューアルと、歌のお姉さんの変更について発表を行った。

歌のお兄さん、小野あつこ、ながたまや(左から)【写真:(C)NHK】
歌のお兄さん、小野あつこ、ながたまや(左から)【写真:(C)NHK】

1959年から放送している長寿番組 第21代目・小野あつこが“歌のお姉さん”卒業

 NHKが16日、教育番組「おかあさんといっしょ」についてオンライン会見を開催し、4月からのリニューアルと、歌のお姉さんの変更について発表を行った。

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「おかあさんといっしょ」は1959年から放送している長寿番組で、現在は第21代目となる小野あつこが歌のお姉さんを担当している。今回、6年間にわたって担当してきた小野が番組から卒業して、新たな歌のお姉さんとして「ながたまや」が就任することが発表された。

 ながたは、5歳からミュージカルに参加し、現在は都内の音楽大学で声楽を学んでいる。大学は3月に卒業する予定。選考理由については、歌の世界観をうまく伝えられることなどが挙げられた。

 今回、会見に参加した小野は、「とても良い6年間でした。皆さんにたくさん支えていただき、番組やコンサートではあたたかい応援を受けて幸せでした。ゆういちろうお兄さんにもたくさん助けてもらってここまでやってこられました」と涙ながらに語った。

 また、新型コロナウイルスの影響で、スタジオに子どもたちが来ることができないなど、撮影の変化があったことを説明し、「子どもたちに会えない期間は、しっかりと歌を届けようとみんなで頑張りました」と思い出を語った。今後は、番組を卒業してからも子どもたちと関わる活動を続けていきたいと話した。

 そして今回、新しく歌のお姉さんとなったながたは、「小さいころから歌が大好きで、歌のお姉さんになるのが夢でした。歴代の歌のお兄さん、お姉さんがつないできた番組を引き継ぐということで重みと責任を感じています。お友達に直接会えない時だからこそ、番組を通して一緒に歌って笑顔があふれるようにしていきたいです」と語った。

 また、歴代の歌のお姉さんについては、「幼稚園のころから見ていて、どのお姉さんも尊敬をしています。好きな楽曲は『タンポポ団にはいろう!!』、『銀ちゃんのラブレター』などで、一緒に歌っていました」と明かした。

 番組は4月からリニューアルし、オープニングやセットなどが新しくなる。現在放送中の人形劇「ガラピコぷ~」が終了し、新しく人形劇「ファンタ―ネ!」がスタートする。また、再放送の時間帯が生活の多様化に伴い、午後6時からの放送に変更となる。

 4月以降も、「歌のお兄さん」の花田ゆういちろう、「体操のお兄さん」の福尾誠、「体操のお姉さん」の秋元杏月は引き続き出演を続ける。

 今回のリニューアルについて、花田は「僕もまだ知らないことが多くあります。見ていただく皆さんも、初めは慣れないかも知れないですが我々もお子さんに喜んでもらえる番組を作っていけたらと思っています。ポジティブな気持ちで応援していただき、楽しんでいただけたらうれしいと思います」と話した。

 現在の歌のお姉さんの小野は、4月2日に放送される番組内で視聴者に向けて改めてお別れのあいさつをする予定となる。また、ながたは4月4日の放送から新しい歌のお姉さんとして登場する予定となる。

次のページへ (2/2) 【写真】会見に登場 新たな歌のお姉さんに就任した「ながたまや」
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