ずん飯尾のガチな料理力 「ノンストップ!」人気コーナーはフードコーディネーターなし

飯尾和樹の担当コーナー「ワリカツ! ~おトクな割引生活~」がレシピ本に
飯尾和樹の担当コーナー「ワリカツ! ~おトクな割引生活~」がレシピ本に

ストレス発散にも料理「炒める音、コーヒーと日本茶の香りも癒やされるらしいです」

 料理はストレス発散にもなる。「炒める音は癒やされるらしいですよ。レストランに行っても、肉をジューと焼く音が聞こえると、テンション上がるじゃないですか。料理をしない人は、とっつきやすいモヤシ炒めから始めていただくといいですよ。コーヒーと日本茶の香りも癒やしになるそうです」。

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 家でも週3回程度、腕を振るっている。「この2年間はコロナで直帰することが増えたじゃないですか。昨日も、頂きものの明宝ハム(岐阜の名産)とナスとシシトウを炒めた物と、しじみのみそ汁。あとは冷蔵庫に残った焼き鳥という献立で冷蔵庫の中をきれいにしました。妻は胡椒やスパイスの効いたものが好きなんで、後から足していましたけど。それは好き好きだから仕方ない」。

 健康にも食生活で気を使っている。「いわゆる健康番組に出ますと、『5キロはやせろ』と言われますけども、健康は健康です。キノコは食べるようにしていますね。しめじ、まいたけ、えのき。さっと火を通して、ちょっとバターを加えてもおいしいし、今のフライパンは焦げないので油もちょっとで済みますしね」。

「ノンストップ!」の「ワリカツ!」コーナーは、フードコーディネーターなし。料理は飯尾のアイデアで成り立っているというから驚きだ。

「さすがに魚1尾丸ごと出されたときは困りましたけども。スタッフには釣り好き、料理好き、地方出身の人もいるんで、アイデアをもらったりしています。しかし、スタッフは正直です。本当においしいものはすぐ消えるんですけど、そうでもないときは『家に持って帰って食べよう』って。これは大人の優しさ(笑)。悲惨だったのが、余った食材でうちのマネジャーさん、女性スタッフが『まかないを作りましょう』と料理を作ったとき。そっちに人が集まって、俺の料理が余る。でも、そういう光景を見ながらこのスタッフは信用できる、実印を預けてもいいなと思いました」と振り返る。

 料理番組の夢はかなったが、「スポーツも好きだから、料理とスポーツを融合した番組をやりたいですけどね。人からは『そんなのはないだろう』って言われますし、そうなんですけど……」と苦笑い。しかし、スポーツで勝つにはバランスの取れた食事が不可欠。アスリートとコラボした料理番組で、飯尾シェフにお目にかかる日が来るかも?

□飯尾和樹(いいお・かずき)1968年12月22日、東京都生まれ。2000年、相方・やすとお笑いコンビ「ずん」を結成する。コンビとしての活動はもちろん、ドラマや映画でも活躍の場を広げている。フジテレビ「ノンストップ!」、BSテレ東「飯尾和樹のずん喫茶」などレギュラー、準レギュラー多数。著書に「どのみちぺっこり」など。

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