お笑い芸人の東野幸治が27日、都内で自身のエッセイ集「この素晴らしき世界」(新潮社)の刊行を記念して、「ゴッドタン」「ウレロ☆未確認少女」などの人気番組を数々手掛けるテレビ東京の佐久間宣行プロデューサーとトークショーを行った。

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「この素晴らしき世界」は、芸能界屈指のゴシップ好き・東野が吉本興業の芸人をイジり倒した「週刊新潮」の連載を単行本化した“吉本バイブル”といえる一冊。単行本化を記念して、描き下ろしとなる「極楽とんぼ」加藤浩次の項目、「キングコング」西野亮廣による“東野幸治論”も特別掲載されている。

　トークショーでは、佐久間のお気に入りという中山功太、ザ・パンチらのエピソードが語られ、いきなり爆笑の連続。東野は「リットン調査団」が女子校生に「ぜんぜんおもろない!」と罵倒されて帰れコールが発生した話、藤原光博が様々なアルバイトを渡り歩いている話など、同期をたっぷりイジり爆笑を起こした。

　東野が「今、気になっている吉本芸人は?」と質問すると、佐久間は「南海キャンディーズ」の山里亮太と回答。「以前『ゴッドタン』に出てもらった時、あの頃は妬み嫉みが面白かった。今の山ちゃんとはぜんぜん違う。芸人さんってその時その時の顔が違いますよね」と理由を説明した。

　また、「東野幸治は今後どうしていけばいいか?」という質問には、「ラジオに近いけど、好き勝手言える番組を持ったら面白そう」とアドバイス。すると、今月YouTubeチャンネル「東野幸治の幻ラジオ」を開設したばかりの東野は、ここぞとばかりに自身のYouTubeをアピールし、YouTuberとしての苦労を語った。自宅のリビングで1人で撮影していることを説明して「ゲストも呼ばずやってるから誰も笑わへん。気が狂いそうになる、15分が限界ですね」、コメント欄の苦情については「勝手なことを言いやがって、プロがタダでやっているのに『もっと長く喋れ』ってどういうことや」とボヤいていた。

　最後に、テレビ東京での番組化へ向けて東野が「企画書を書いてくださいよ」とリクエストすると、佐久間は「書いてるんですけど、ぜんぜん(東野の企画が)通らないんですよ」と返し、最後の最後まで笑いが絶えずトークショーは幕を閉じた。