夏帆が「いだてん」で魅せる献身妻にかける思い…改めて考えた“夫婦の絆”とは

「いだてん」【写真提供:NHK】
「いだてん」【写真提供:NHK】

――改めて“夫婦の絆”というものを、どのように感じましたか。

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「色んな夫婦の形があるなあと思いました。私自身は自分が仕事で頭がいっぱいということもあって、献身的に相手を支えるというイメージがつかなくて。でも、孝蔵さんとおりんさんの夫婦がとても素敵なので、いつか自分もおりんさんのような女性になれたらいいなと思いました。おりんさんは本当に母性の強い人だったんだと思います。見習いたいとは思いますが、追いつけないところはありますね」

――意識して演じている部分はどのあたりですか。

「とにかく、どんなに暮らしがすさんでいても、孝蔵さんへの思いや、家族への思いは大事にしたいなと思っています。私が登場するシーンは短いことが多くて、毎シーン毎シーンすごく難しい。普通のドラマだと徐々に関係性を築けますが、今回は、シーンが変わるごとに何年もの月日が流れていたりします。撮影の期間も数か月空いたりするので現場でなかなか積み重ねていくことができない。そういう意味ではすごく難しかったです」

――100年前の女性たちはどのように映っていますか。

「いだてんに登場する女性たちはそれぞれ違う強さがあって魅力的だなと思います。今の時代にない生命力を感じますね。今の時代より窮屈だったと思いますが、その中でたくましさがあったと思います」

【略歴】
□夏帆(かほ)1991年6月30日、東京都生まれ。28歳。主な出演作に、映画「箱入り息子の恋」、「海街diary」、「きばいやんせ!私」などがある。今作で大河ドラマ初出演。現在放送中のWOWOWオリジナルドラマ「アフロ田中」に出演中。主演映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」が10月公開予定。

(ENCOUNT編集部・中村智弘/Tomohiro Nakamura)

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