夏帆が「いだてん」で魅せる献身妻にかける思い…改めて考えた“夫婦の絆”とは
女優の夏帆(28)がNHK大河ドラマ「いだてん」に落語家・美濃部孝蔵(森山未來)の妻・おりん役で出演している。もともとは箱入り娘だったが、鳴かず飛ばずの落語家と見合い結婚し、極貧生活を送る妻役だ。森山演じる夫・孝蔵は自由奔放な男だが、それにもめげず、内職をしながら2男2女を育て上げる。“夫婦の絆”とは何か。改めて語ってもらった。
夏帆・インタビュー 落語家・美濃部孝蔵の妻・おりん役
女優の夏帆(28)がNHK大河ドラマ「いだてん」に落語家・美濃部孝蔵(森山未來)の妻・おりん役で出演している。もともとは箱入り娘だったが、鳴かず飛ばずの落語家と見合い結婚し、極貧生活を送る妻役だ。森山演じる夫・孝蔵は自由奔放な男だが、それにもめげず、内職をしながら2男2女を育て上げる。“夫婦の絆”とは何か。改めて語ってもらった。
――「いだてん」に出演すると聞いた時の心境を教えてください。
「宮藤(官九郎)さんが東京オリンピックを舞台に、大河ドラマをやると聞いた時に『絶対、私も出たい』と思っていました。なので、実際、オファーを頂いた時はうれしかったです。大河初出演が『いだてん』で、初共演となる森山未來さんと夫婦役を演じさせていただくなんて、とても光栄だなと思いました」
――森山さんと共演していかがですか。
「森山さんはとても気さくな方です。孝蔵さん演じる森山さんと面と向かってお芝居できるのは、とても貴重な経験をさせて頂いていると感じています」
――役どころは、最初はおしとやかだったが、段々と貧乏に慣れていき、たくましくなっていきます。どういう風に演じようと思っていましたか。
「最初は箱入り娘ですが、孝蔵さんと生活していくうちに、どんどんたくましくなっていきます。さらに、子供も生まれて、ドシっと腹を据えた強い女性になっていきます。そういったおりんさんが変化していく姿を丁寧に演じていきたいと思っています」
――演じるおりんは夫の孝蔵のどこに魅力を感じていると思いますか。
「孝蔵さんの落語への情熱と才能を誰よりも信じていたのがおりんさんだと思います。とても破天荒で無茶苦茶な人ですが、それでも、『いつかものになる』じゃないですが、孝蔵さんの落語への想いを信じて苦労してでも支え抜いたんだと思います」
――今後、激動の時代を駆け抜けることになりますが、見どころを教えてください。
「これから戦争が始まっていきますが、激動の時代の中で、夫婦の絆がどういう風に変わっていくのか、見どころのひとつだと思います」
――孝蔵とおりんの夫婦像をどのようにとらえていましたか。
「(おりんは)本当に良くできた女房だなと思います。今の時代、こういう女性はなかなか、いないのではないでしょうか。夫である昭和の大名人・志ん生さん(孝蔵)を支えて、2男2女も育てあげています。ただ、自分はおりんさんのようには決してできません(笑)。本当に憧れますね」
――100年前の貧乏暮らしを演じてみた感想を教えてください。
「なかなかしんどい生活だなと思いました(笑)。でも、文句を言いながらもどこか楽しそうというか。それは宮藤さんの描き方もあると思うのですが、コミカルなやりとりも多いので、楽しく演じています」