また、これから控える女子フィギュアスケートに関しては、「期待はしないようにしています。というのも、自分も現役のときに日本中から期待をかけられているのを感じていました。だから私は期待をかけるのではなく、大きなけががなく、体調に気を付けてベストで本番を迎えてほしいと考えています」と話した。

　今回の取材中に平野歩夢選手がスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した速報が報道陣から伝えられると、「面識はないですが、素晴らしいアスリートというのは知っていますし、夏にも挑戦していますよね？　今度は、夏の五輪でもメダルを獲ってほしいです」と笑顔で激励した。

　最後に、今後の目標について、現在取り組んでいるアスリートによる社会貢献活動を充実させることだと話し、「自分のスケートリンクを建てたいと思っています。将来はオリンピアンの育成をしたいです。現在の日本の選手は海外に出てコーチングを受けて強くなっています。それを逆にして、海外の選手が日本に来てトレーニングをしてオリンピアンになるような場所を作りたいと思います」と明かした。また、「パラリンピックでフィギュアスケートを普及させたいです。車椅子の方などとスケートリンクに立てるようなイベントを開催していきたいです」と話し、取材を終了した。