安藤美姫、平野歩夢の金メダル祝福&激励「夏の五輪でもメダルを獲ってほしい」
フィギュアスケートの元世界女王でプロスケーターの安藤美姫が11日、アイススケートの魅力を伝える「三井不動産スポーツアカデミー」オンライントークイベントに参加した。
「三井不動産スポーツアカデミー」オンライントークイベントに参加
フィギュアスケートの元世界女王でプロスケーターの安藤美姫が11日、アイススケートの魅力を伝える「三井不動産スポーツアカデミー」オンライントークイベントに参加した。
このイベントは、三井不動産が2016年から「BE THE CHANGE さぁ、街から世界を変えよう。」をスローガンに一流アスリートを招いて開催している。登場した安藤は、早速10日に行われた北京五輪フィギュアスケート男子の結果について語り、自身の地元である名古屋の後輩たちに対して「宇野昌磨選手は名古屋出身なんですが、鍵山優真選手もお父様が名古屋の方で、私の先輩になります。その優真君が銀メダルということですごくうれしいです。ぜひ、応援よろしくおねがいします」と話した。
イベントは、全国の小学生たちがYouTubeライブを通じて参加し、安藤がフィギュアスケートに対する考え方やトレーニング方法などを紹介。スケート靴の履き方から、体幹トレーニングのやり方などのレクチャーを丁寧に行い、食事に関してのアドバイスでは「無理なダイエットをする必要はないと思います。成長期なので、体作りを優先したほうが良い」とアドバイスを送った。
その後、小学生からの質問が読み上げられ、「スピンでは目が回らないのか?」「ジャンプの着地の時に足は痛くないのか?」などに対して、安藤らしい本音のトークが展開された。
イベント終了後、安藤は報道陣の質問に答え、今回のイベントについて「日本が大変な状況の中、外のリンクで開催予定だったイベントがこういったオンラインになってしまいました。それでも、開催をしていただけてうれしく思っています。フィギュアスケーターとして、こういった場に立たせて頂けて、感謝をしています」と話した。
あらためて北京五輪のフィギュアスケート男子の結果について聞かれ、「世界に誇る強豪国で、結果も2、3、4番と上位を占めて素晴らしい結果だったと思います。鍵山選手に関しては、ほぼ完ぺきな演技ができる精神力の強さが素晴らしいと思いました。お父様との強い絆があったから、いい演技ができたのかなと思います」と解説。鍵山にはインスタグラムのDMで激励のメッセージを送ったことを明かし、「お父様とジャンプの飛び方などが本当に似ているので、親子ってすごいなと思いました」と話した。
宇野については、「ショートプログラムでコンビネーションがうまくいってなかったですが、団体でも個人戦でも果敢に挑戦をして洗練された技術を見られたと思います」と解説。
さらに、羽生結弦に関して、「ショートではアクシデントがありましたが、4回転半ジャンプの挑戦が素晴らしかった。転倒したので失敗したととらえる方が多いと思いましたが、全日本のときよりも格段に質が上がったジャンプでした。あと一歩で成功できる確信が持てるジャンプで、強い気持ちが感じられました」と明かした。
羽生の現役続行については、「4回転半ジャンプは体に負担がかかるので、無理せずに、羽生選手がもう少し現役をやりたい、成功するまでは続けたいという強い思いがあれば、全力で応援サポートをしたいと思います」と話した。