映画「ベルファスト」の場面写真が解禁 本年度アカデミー賞(R)最有力候補

ケネス・ブラナー監督の映画「ベルファスト」の場面写真が解禁された。

ベルファスト【写真:(C)2021 Focus Features, LLC.】
ベルファスト【写真:(C)2021 Focus Features, LLC.】

55映画祭33受賞195ノミネートの作品

 ケネス・ブラナー監督の映画「ベルファスト」の場面写真が解禁された。

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 本作は、俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続け、世界中から絶大な評価を得るケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品だ。55映画祭33受賞195ノミネートと賞レースを席巻している。

 北アイルランド・ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を努め上げた。第46回トロント国際映画祭にて、最高賞にあたる観客賞を受賞して以降「これぞオスカーにふさわしい作品!」(ROLLING STONE)「オスカー賞レースを新たな高みへと引き上げる作品」(VARIETY)「熱狂! この映画を決して忘れることはできない」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と、各誌から絶賛の声が続出した。

 アカデミー賞(R)前哨戦と言われる第27回放送批評界協会賞では最多11部門ノミネート、第79回ゴールデングローブ賞では脚本賞を受賞し、本年度アカデミー賞(R)最有力候補の呼び声を着実に高めている。

 本作の舞台は、1969年の北アイルランド・ベルファスト。9歳の少年バディは、住民すべてが顔なじみで、まるでひとつの家族のような暖かさに包まれるこの街で、愛にあふれた完璧な日々を送っていた。しかし、突如、プロテスタントの暴徒が、街のカトリック住民への攻撃を始め、大規模な暴動が発生。

 この日を境に幸せな日常は奪われてしまう――。本作に自身の幼少期を投影したというブラナーは、9歳の少年バディの目線を通し、時代に翻弄(ほんろう)され様変わりしていく故郷の厳しい現実と、家族とともにそこで過ごした愛と笑顔と興奮に満ちた日々を力強いモノクロ映像で描きだした。あらがうことのできない変化に戸惑い葛藤しながらも、強く生きていく。

 今回解禁された場面写真では、バディらが家族そろって映画を楽しむ美しい一瞬が切り取られた1枚や、ジェイミー・ドーナン、カトリーナ・バルフが笑顔でダンスを披露する幸せな日常を切り取った1枚、祖父・祖母と共にはちきれんばかりの大きな笑顔を見せるバディを切り取った1枚、さらに、激怒する母から必死で逃げ切ろうとするバディの姿を切り取った、思わずくすっと笑ってしまう姿も到着した。

次のページへ (2/2) 【写真】モノクロ映像でパワフルに魅せる場面カット
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