日本野球機構（NPB）とコナミデジタルエンタテインメントが共催する「eBASEBALLプロスピAリーグ」2021シーズンの「コカ・コーラ eクライマックスシリーズ」が15日と16日に開催され、広島東洋カープと福岡ソフトバンクホークスが22日の「コカ・コーラ e日本シリーズ」進出を決めた。

「eBASEBALLプロスピAリーグ」は、モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA（エース）」を競技タイトルとしたプロ野球eスポーツリーグ。

　eペナントレースのセ・パ上位3チームが、「コカ・コーラ eクライマックスシリーズ」に参戦した。

　セ・リーグは、ファーストステージでeペナントレース2位の中日と3位のヤクルトが対戦。第1ゲームで中日、第2ゲームはヤクルトが勝ち、第3ゲームまでもつれ込む接戦に。最後は中日が粘り勝ちし、ファイナルステージに駒を進めた。ファイナルステージでは、eペナントレースで圧倒的強さでリーグを制した広島と、ファーストステージを突破した中日が激突。広島の赤ヘル打線が爆発し、連勝。アドバンテージを加えて3勝先取し、「コカ・コーラ e日本シリーズ」進出を決めている。

　一方のパ・リーグは、eペナントレース2位ロッテと3位ソフトバンクがファーストステージで対決。ロッテが第1ゲームを接戦で落とし、ソフトバンクが勝利。第2ゲームでは、勢いそのままに2回表で10得点を獲得したソフトバンクがロッテに完封勝利し、ファイナルステージへと進出した。ファイナルステージでは、大混戦のeペナントレースを制した楽天とソフトバンクが対戦し、圧倒的な打撃力を披露したソフトバンクが3連勝。下剋上で「コカ・コーラ e日本シリーズ」進出を決めた。

　昨年12月4日に開幕した「eBASEBALLプロスピAリーグ」2021シーズンも、ついに終幕が近付いている。1月22日に行われる「コカ・コーラ e日本シリーズ」で日本一輝くのはどのチームか。セ・パ12球団の頂点が決まる瞬間に注目だ。