俳優の西島秀俊が主演を務める日本テレビ系日曜ドラマ「真犯人フラグ」（午後10時30分）の第12話が16日に放送された。

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（以下、ドラマの内容に関する記載があります）

　同作は運送会社「亀田運輸」に勤める相良凌介（西島）の家族が、こつ然と姿を消したことから始まる考察ミステリー。新居の着工が決まった凌介の前から、ある日突然、妻の真帆（宮沢りえ）と娘の光莉（原菜乃華）、息子の篤斗（小林優仁）が行方不明になる。必死で家族を探す凌介は、あるSNSの投稿をきっかけに“悲劇の夫”から“疑惑の夫”という「真犯人フラグ」を立てられてしまう。しかし真帆と新居担当者の林洋一（深水元基）の密会写真が拡散されたことから、世間のバッシングは一転して凌介から真帆と林へ移った。

　9日に放送された第11話では、篤斗から犯人と名指しされた凌介が警察へ。真相を話そうとした林は遺体で発見される。また病室の篤斗のもとには、なぜか真帆のママ友・菱田朋子（桜井ユキ）と亀田運輸の常連クレーマー・バタコこと木幡由実（香里奈）が現れた。さらに「誘拐も何もかも、すべてお父さんの自作自演です」と語る光莉の動画の存在が明らかに。

※以下、第12話ネタバレ

　篤斗の病室で鉢合わせた朋子とバタコは格闘の末逃走した。その夜以降、篤斗は不安定になり、誰とも面会できなくなっていた。

　自宅から血のついた包丁が発見されたことから、警察で事情聴取を受ける凌介。その包丁こそ林殺害に使われた凶器だった。さらに凌介と篤斗のDNA鑑定通知を押収していた警察から、篤斗が実子ではなかったことをあっさりと告げられた凌介は衝撃を受ける。

　一方、病院で凌介に接触してきたバタコ。長期入院中の自分の息子が心を閉ざし困っていると凌介に語る。バタコに少し心を開き始めた凌介だったが、渡されたお茶に口をつけると苦しみながら倒れてしまった。意識が薄れる凌介を見つめ、バタコは「毎日大変ですね……本当の子どもじゃないのに」と告げた。

　篤斗が実子ではないことが明らかになり、SNS上では「えぇー！やっぱり林が父さんかい」「うわー、ホントに林だったんだ」「篤斗くん、マジで血が繋がってなかったのか……」「検査結果マジか……。取り調べ中に父子関係知らされるのめちゃくちゃ辛いな」とショックを受ける声が上がった。

　また「なんでバタコは凌介と篤斗が血の繋がりないって知ってるん？」「バタコさんが凌介と篤斗が実の親子じゃないことを知ってたのが大きなキーになりそう」と、バタコの言葉に疑問を抱く声も。なかには「あっちゃんは林の息子と思われてるけど、ほんとにそうなのか？そう思わされてるだけで、バタコさんとこの息子（冷凍遺体の子）と入れ替わってたり……？」「バタコさんに的を絞って考えてみる。あっちゃんの実の母？だからDNA鑑定不一致？あっちゃんが生まれた時に病院で取り違えられた？」と考察が行われている。

　ドラマ終盤では、暗い浴室で拘束されている光莉の姿が。光莉の前に佇むのは、葬儀屋の本木陽香（生駒里奈）。陽香は光莉の口をガムテープでふさぐと、注射器で血を抜いていく。ますます複雑な展開になってきたが、第13話も要チェックだ。