東京都の小池百合子知事が14日、都庁で行われた定例会見に出席。まん延防止等重点措置の飲食店への要請内容について、明言を避けた。

　都では病床使用率20％以上を基準に、まん延防止等重点措置の要請を検討するとしている。要請となった際、認証店に時短や酒類提供自粛はあるのかという質問に、小池都知事は「オミクロン株の急拡大に伴って医療資源のひっ迫、社会活動が停止してしまうことをどう避けるか。専門家の意見も聞きながら国と検討しながら決めていきたい」と話すに留めた。

　また、飲食店に限った対策にどれほどの効果があるのかという質問には「いい質問だと思います。都民の皆様もいろんなことを経験されたと思う。そこで何を思うのか。ワクチン、経口薬といった武器をそろえて、（飲食店などの対応と）どちらも進めていくということ以外にはない」とし、「各国の対応も見ていきたい。イギリスなどはそのまま（規制なし）、そことの飲食との関係ですが、オミクロンというのはそこをすぐに上回ってくる気もする」と話した。