アニメ「時光代理人」を豊永利行ら声優陣が絶賛 SFとリアルの融合に「面白いと思いました」

テレビアニメ「時光代理人 -LINK CLICK-」の吹替版の先行上映が8日、都内で行われ、声優の豊永利行(トキ役)、櫻井孝宏(ヒカル役)、古賀葵(リン役)が上映前にスペシャルトークイベントを行った。

イベントに出席した豊永利行、櫻井孝宏、古賀葵(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した豊永利行、櫻井孝宏、古賀葵(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

豊永利行、櫻井孝宏、古賀葵がトークイベントに出席

 テレビアニメ「時光代理人 -LINK CLICK-」の吹替版の先行上映が8日、都内で行われ、声優の豊永利行(トキ役)、櫻井孝宏(ヒカル役)、古賀葵(リン役)が上映前にスペシャルトークイベントを行った。

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 配信開始4か月で総再生回数1億6000万回を突破している中国アニメで、その内容を豊永は「トキとヒカルが『時光写真館』を経営している設定で、リンちゃんから依頼を受けて、トキとヒカルが写真の中にダイブできるということからスタートするお話」と説明。「SFなんだろうなと思ったら、意外にリアリズムがある。人の心に訴えかける演出がある。リアリティーとファンタジーの融合感が面白いと思いました」と印象を伝えた。

「僕自身が(吹き替えを)楽しんじゃっている」という櫻井は「ヒューマンなドラマ。特殊な能力が変に浮かない範囲で作られているのがクールで面白い」と評価。古賀は「見るごとに心が締め付けられるシーンがあったりする。自分の過去と比較したり、自分に置き換えて考えられるストーリーがたくさんある。人間味がある作品、とても衝撃を受けた作品です」と絶賛した。

 翻訳者による日本語のせりふを乗せる点に、日本アニメのアフレコとは違う難しさがあると、3人は口をそろえる。

 打開策として豊永は「作品の翻訳家さんに、この言い回しに変えると原文(の意味)と変わっちゃいますか、と提案したり、せりふがアニメーションの口パクに合わないと(翻訳者が)ちょっと長くしましょうとか、ご提案してくださったり、やりやすい環境で芝居させてもらいましたね」とスタジオの雰囲気を伝達。櫻井も「言葉が変わると見ている人の印象も変わるので、スタッフさんたちとやり取りしながら収録を進めている」と明かし、古賀も「中国の声優さんがお芝居しているリンちゃんの感じを聞きながら、感情の表現を調整しながらやりました」と、いつもとは一味違う取り組みを明かした。

 自身が演じるキャラクター、トキの魅力について豊永は「一番の切り込み隊長というか、行動の子ですね」と紹介。写真にダイブするトキを指揮するような立場のヒカルは「気持ちが波立たないキャラクターで、能動的なときトキとの対比がデコボコで合っているような、時には音を立てて争うようなこともある。2人の関係性にも注目してほしい」と呼びかけた。

「明るく活発な子なんですけど、親しみやすいお姉さん」とリンの人柄を紹介する古賀は「この作品は自分の過去とか分岐点をあらためて見直すことができる作品だと思いますし、(トキとヒカルの)2人の関係性とか2人がどうやって問題を解決していくのかとか、キャラクターに感情移入できる作品。オープニングからエンディングまでメチャクチャ世界に引き込まれると思うので、ダイブしていただけたらうれしいです」と見どころを伝えた。

 初回オンエアは9日午後9時30分から、TOKYO MXなどで。

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