プロ野球北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が6日、都内で行われた映画「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」前夜祭スペシャルイベントに登場した。当日は同作で吹き替えを担当する榎木淳弥、中村獅童、小野賢章、宮野真守も登壇。イベントで新庄はスパイダーマンの魅力を語った。

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　現役時代にはスパイダーマンのマスクコスプレで球場に登場したこともある新庄。当日も新庄は雪が舞い散る中、スパイダーマンコスプレで現れ、「小さいころから仮面ライダーとキングコングとスパイダーマンに憧れていて、今日は本当にこの衣装を着れて幸せです。このサングラスも1か月前から作ってきました」と意気揚々とコメントを残した。

　獅童はそんな新庄を横目に「新庄監督がこれだったら、俺も着てくればよかった」とボソリ。「誰かウチで誕生日パーティーをしたときに持って帰っちゃったんだよ。本当にうらやましいわ、負けた」と嫉妬心をあらわにした。

　また、すでに同作を見たという新庄は「これね。全米で歴代8位でしょ。それくらいの映画ですよ。プロ野球ではオールスターみたいなものですよ。ちなみにね。スパイダーマンがシューってやっているとき、僕がメジャーリーガーだったころの家が映りました。302の窓です。興奮しました」と思わぬエピソードを明かしていた。

　獅童が「もう終わりにしませんか。監督のこの格好が寒いんですよ」と話すと、新庄は「もうすぐ新人の練習を見に行かなきゃいけないんです。風邪を引いちゃう」と本音をもらし、笑いを誘っていた。

　同作は、トム・ホランドがスパイダーマン／ピーター・パーカーを演じる「スパイダーマン」シリーズ最新作。世界中に正体を明かされた主人公＝ピーターが、ドクター・ストレンジ（べネディクト・カンバーバッチ）に自らがスパイダーマンであることを人々の記憶から消すよう依頼した。その結果、時空がゆがみ“マルチバース（多次元宇宙）”が出現し、過去シリーズのヴィランたちがスパイダーマンに襲い掛かる。