小池都知事、オミクロン株の市中感染は「受け止めるしかない」 帰省自粛は求めず

東京都の小池百合子知事が24日、都庁で行われた年内最後の定例会見に出席。この日、都内で新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されたことを踏まえつつ、この1年を総括した。

会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】

この日、都内でオミクロン株の市中感染を確認

 東京都の小池百合子知事が24日、都庁で行われた年内最後の定例会見に出席。この日、都内で新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されたことを踏まえつつ、この1年を総括した。

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 オミクロン株の感染が判明したのは、海外渡航歴のある3人と市中感染の疑いのある1人の4人。年の瀬のクリスマスイブというタイミングで市中感染が確認されたことについて、小池知事は「これは現実として受け止めるしかありません。こんな年末年始はこれで最後にしたい。そういう思いを皆さんで共有していきたい」と受け止めた。

 また、帰省や旅行の増える年末年始に向けては「不安を抱える方もいらっしゃると思う。私たちはこの間いくつも学習をしてきた。家族で集まったときもお皿を分ける。そういったことを徹底しながら年末年始をご家族でお過ごしいただければ」と“帰省自粛”は求めない考えを示した。

 年内最後の定例会見ということで、この1年の総括を求められると「1月2日に1都3県で緊急事態宣言を出してほしいと国に訴え、それが1年の始まりでした。幾度もの大きな波を越え、その間オリンピック、パラリンピックという大きな国際的イベントを抱えてきた。選手は記録を、みんなは記憶を残しました。さまざまな文化イベントも行った。それから、東京のヤクルトが優勝しました。来年は寅年なのでタイガースにも頑張ってほしい。緊張する年末になりますけども、サステナブルリカバリーを2022年も目指していきたい」とさまざまなことがあった1年を振り返った。

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