「ドラ恋」たくまが舞台ウラ明かす「永岡拓真として恋をしたのか、自問自答した」

慣れない共同生活のストレスで食が進まないこともあったと語った永岡拓真【写真:舛元清香】
慣れない共同生活のストレスで食が進まないこともあったと語った永岡拓真【写真:舛元清香】

シーズン8の中で熱い気持ちをむき出しに「本当に丸裸になって自分をさらけ出した」

 ただ、実際に撮影に入ると、話は別だった。「いざ、始まると、『はじめまして』の人といきなり共同生活です。かつ、その日常生活でずっとカメラが回っているわけです。慣れない環境の中、ストレスでご飯が食べられなかったり、ドラマで主役を取らなきゃというプレッシャーもありました。でも、帰りたいという気持ちは一切なかったです。ただ、家からマイ枕も持ってきていたのですが、疲れているのに、寝れなかったんですよね。ずっと頭の中では台本のこと、オーディションのことを考えていたので。LINEはしてもいいんですけども、人に連絡する余裕もなかった」。

 シーズン8の中で熱い気持ちを一際、むき出しにした俳優は、たくまだろう。役が取れず、涙を流すシーンも印象深い。ルイが次々と主役の座を勝ち取っていく姿をどんな風に見ていたのか。「悔しかったです。でも、ルイには勉強させてもらいました。ルイはペアになった女性たちにちゃんと向き合って、自分の話をしていたから、それが顕著に結果にあらわれたんだと思いました。オレもそうしなきゃと思い、中間告白から変わっていきました。ルイとは今も連絡を取っていて、泊まりにきたりしているんですよ。それこそ本当に丸裸になって自分をさらけ出した1か月はすごい充実していたので、戦友ですね。かけがえのない存在です」。最大のライバルは友になった。

「ドラ恋」は恋の相手を見つけていくのが見どころ。短い期間で恋に落ちるものなのか。「やっぱり、恋愛する番組なので、本気で恋愛したいと思っていました。その中で、恋愛ドラマでの役を演じていくので、役として好きになっているのか、永岡拓真として、本当に好きなのかはずっと自問自答していましたね。女優陣は前半戦から、恋愛の矢印を見せていますが、男の方は出さないじゃないですか。最終的に、どういう決着をつけるのかは見どころだと思います」。

「ドラ恋」出演は故郷・福井に住む両親も喜んでいる。先週末、帰省した折には一緒にリアルタイムで見た。「母親は楽しみにいつも見ているんですけど、父親は恥ずかしいみたい。一緒に見ようと言っても、父は違う部屋に行ってしまう。で、何をしているのかな、と思ったら、実は『ドラ恋』を見ていた……。素の部分を見せるので、恥ずかしい部分もありますけども、見て欲しいという気持ちの方が強いですね。おばあちゃん、おじいちゃんも見てくれて、喜んでいるので、よかったなと思います」。

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