【M-1】サンド、トレエンは敗者復活戦から頂点へ 過去16大会の“復活組”を振り返る

年に一度の笑いの祭典「M-1グランプリ」の2021年大会が19日、行われる。すでに決定しているファイナリスト9組に加え、決勝では「敗者復活戦」を勝ち抜いたコンビ1組も参戦。敗者復活戦の様子は生放送され、視聴者の投票によって勝者が決まるシステムだ。これまでの大会で、崖っぷちから“夢切符”を獲得してきたコンビを振り返っていく。

サンドウィッチマン【写真:(C)グレープカンパニー】
サンドウィッチマン【写真:(C)グレープカンパニー】

敗者復活戦制度は2002年の第2回大会から

 年に一度の笑いの祭典「M-1グランプリ」の2021年大会が19日、行われる。すでに決定しているファイナリスト9組に加え、決勝では「敗者復活戦」を勝ち抜いたコンビ1組も参戦。敗者復活戦の様子は生放送され、視聴者の投票によって勝者が決まるシステムだ。これまでの大会で、崖っぷちから“夢切符”を獲得してきたコンビを振り返っていく。

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 M-1はプロ、アマ、芸歴、所属事務所の制約はなく、「結成から15年以内」という出場資格さえ満たしていれば誰でも参加することができる日本最大のお笑い賞レース。賞金1000万円とブレーク芸人の座をかけ、今年は過去最多の6017組がエントリー。01年に行われた第1回大会では「中川家」が優勝。その後も数々のスターを輩出してきた。

 敗者復活戦制度が誕生したのは02年の第2回大会。準決勝で敗退したコンビが決勝進出へ最後の望みをかけ、熱戦を繰り広げた。その参加コンビ数はなんと45組。し烈を極めたお笑いバトルから勝ち上がった「スピードワゴン」が決勝に駒を進めた。45組の中には、「NON STYLE」「千鳥」「ダイアン」など、今も第一線で活躍するコンビも名を連ねていた。

 07年の第7回大会では、敗者復活戦から勝ち上がった「サンドウィッチマン」が初めて王者に。敗者復活戦の会場だった極寒の大井競馬場から、他の参加者に背中を押されながら決勝の会場・テレビ朝日に向かう2人の姿を覚えているお笑いファンも多いのではないだろうか。今や10本以上のレギュラー番組を抱えるばかりではなく、東日本大震災で被災した東北地方への支援も継続。トップクラスの人気を誇るコンビとして名を馳せている。

 その後、10年の第10回大会をもって大会は一時休止に。5年の時を経て復活した15年の第11回大会では、敗者復活戦から勝ち上がった「トレンディエンジェル」が3472組の頂点に。トレンディエンジェルは敗者復活戦で2位の「とろサーモン」の2万3916票を大きく上回る3万9753票を獲得。その勢いのまま一気にスターダムを駆け上がった。ちなみに、とろサーモンは17年の第13回大会で優勝するが、それまでは10大会連続で敗者復活戦に出場していた。

 敗者復活戦から決勝に進み、優勝こそ逃したもののブレークのきっかけをつかんだり、後の大会で優勝を飾ったコンビはまだいる。03年の第3回大会では「アンタッチャブル」が勝ち上がり、翌04年の第4回大会で見事優勝。バラエティーシーンで欠かせない「オードリー」は08年の第8回大会、「ミキ」も19年の第14回大会で敗者復活戦を勝ち抜いている。

 今年の敗者復活戦は、午後2時55分からテレビ朝日系で放送される。16組の中から決勝に進むことができる1組を選ぶのは視聴者の1票。まだ見ぬ笑いの衝撃を楽しみながら、決勝進出の1組を予想してみては。

●敗者復活戦に出場する全16組

ダイタク、ヨネダ2000、男性ブランコ、さや香、ハライチ、アルコ&ピース、金属バット、ヘンダーソン、カベポスター、からし蓮根、アインシュタイン、東京ホテイソン、ニューヨーク、見取り図、マユリカ、キュウ

 過去の敗者復活戦を勝ち抜いたコンビは以下の通り。

<第1回>開催なし
<第2回>スピードワゴン
<第3回>アンタッチャブル
<第4回>麒麟
<第5回>千鳥
<第6回>ライセンス
<第7回>サンドウィッチマン★優勝
<第8回>オードリー
<第9回>NON STYLE
<第10回>パンクブーブー
<第11回>トレンディエンジェル★優勝
<第12回>和牛
<第13回>スーパーマラドーナ
<第14回>ミキ
<第15回>和牛
<第16回>インディアンス

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