朝倉未来主催「BreakingDown」初代王者を獲得 今注目のプロレス団体「GLEAT」の野望を社長に直撃

HEAT-UPユニバーサルタッグ王座を返上した井土徹也(左)と兼平大介。中央は弥武芳郎リングアナウンサー【写真:柴田惣一】
HEAT-UPユニバーサルタッグ王座を返上した井土徹也(左)と兼平大介。中央は弥武芳郎リングアナウンサー【写真:柴田惣一】

他団体から相次ぐ合流「次は誰だ?」とファンは熱視線

「プロレスラーは強いんです」と力説する井土は、ファンのころ、プロレスラーは1番強く、どんな人と闘っても勝てると信じていた。「そんなプロレスラーになりたい」とさまざまな格闘技にも取り組んでいる。

「GLEATに参戦しているトップ選手と闘いたい。Gプロ、UWFの両部門で暴れたい」と新たに選んだ戦場は、井土の求めるファイティングロードそのものといっていい。

 鈴木社長は「魅力的な人材。11月初めから何度も話し合いの場を設けていただいたHEAT-UPのTAMURA社長ら皆さんに、恩返しするためにも、井土選手に活躍していただけるようにGLEATのリングをより充実させていきたい」と、またまた拳を握りしめた。

 15歳の時から井土を指導してきたTAMURAも「社長としての自分とプロレスラーとしての自分がいます。井土を失いたくないという思いもあるし、強い相手を求める井土の気持ちも分かる。正直、大いに悩みましたが、頑張ってもらいたい」とエールを送った。

 なお井土はHEAT-UPユニバーサルタッグ王座を保持していたが返上。防衛戦が決まっていたHEAT-UP最終戦となる12・26神奈川・新百合ヶ丘大会では、ノンタイトル戦(兼平大介、井土組VS定アキラ、伊東優作組)として臨むことになった。

 井土のパートナーだった兼平は「残念だし、タイトルマッチを期待していたファンの皆様に申し訳ない。でも、井土は入門当初から、才能があった。彼を一番、応援してきたという自負もある。正直、モヤモヤした思いはあるけどいつか闘いたい」と、今から井土との再会マッチを楽しみにしている。

 これまでもCIMA、T-Hawk、エル・リンダマンら#STRONGHEARTS勢、大日本プロレスから移籍した河上隆一、フリーの田村ハヤトらが結成したバルクオーケストラ勢らに加え、田中稔、カズ・ハヤシ、松井大二郎、HEAT-UPから飯塚優を獲得。次は誰だ? とファンの間で話題になることもある。

 戦力充実のため、積極的に仕掛けるGLEATが、今後もプロレス界に嵐を呼び込みそうだ。

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