ボクシングのWBA世界スーパー＆IBF世界バンタム級タイトルマッチは14日、両国国技館で行われる。王者の井上尚弥（大橋）は、WBA10位＆IBF5位アラン・ディパエン（タイ）を迎え撃つ。K-1のエース武尊は井上のことをどう見ているのか。ABEMA格闘チャンネルの公式YouTubeで、「自分からも倒しに行けるし、カウンターも取れる」と賛辞を並べている。

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　武尊にとっても、井上はリスペクトする存在だ。

　まず技術面について「全てが凄いんですけど」と前置きしつつ、「技術ある選手ってテクニック寄りになりがちなんですが、井上尚弥選手はファイターの気質を持ってるけど、テクニックがある」と評した。

　自身との比較にも言及。「自分からも倒しに行けるし、カウンターも取れる。僕はファイター部分しか持っていないタイプ。技術で戦うというのはあまり得意としていない。井上選手は強引に倒しに行っても技術を出せる。それがすごい」と絶賛。

　さらに「僕は攻撃するときは“攻撃することしか考えてない”んですけど、井上選手はフルスイングの倒す攻撃の時もその後のディフェンスを考えている。ディフェンスしている時も次に倒す攻撃を考えているから、どっちもパーフェクトで動ける。それって真似しようと思っても、できるものではない」と攻防を同時にこなす能力に目を見張る。

　2年ぶりの日本での試合まであと2日。「毎回、その試合で終わる可能性がある。1試合1試合を見逃してほしくない。リアルタイムで見るのは、格闘技の一番のだいご味。井上尚弥というファイターをぜひ、日本でやるタイミングでみんなに見てもらえたらいいな」とコメントし、井上が「想像を超える勝ち方をする」と話していることに関しては「それを楽しみにみんな見てほしい」と呼びかけた。

　試合はABEMA、ひかりTVでPPV配信される。