【オヤジの仕事】乃木坂46の早川聖来さんが、父親が帰宅すると机の下に隠れていたのはなぜ?

舞台「スマホを落としただけなのに」でヒロインを演じる【写真:山口比佐夫】
舞台「スマホを落としただけなのに」でヒロインを演じる【写真:山口比佐夫】

空手は危ないからやらせてもらえなかった

 思い返すと、私を大事にしてくれてたんだなと感じるのは、お兄ちゃんが空手を習っていて、「かっこいいから私もやりたい!」ってお願いしたら、「危ないからダメ」って言われたこと。何度お願いしてもやらせてくれませんでした。膝をすりむいたり、顔をちょっと火傷したりしたときも、「傷跡が残ったら大変だ!」って大慌てしていたくらい。大事にしてくれてたんだなって思います。

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 お父さんは私にはすごく甘くて、ちょっと朝寝坊して学校に遅刻しそうになっても怒らず、車で送ってくれたんですよ。怒られたことはほとんどないかもしれません。顔は目元がよく似ているって言われます。お父さんは日焼けして色黒ですけどね。

「将来は女優さんだ!」といつもおだててくれた

 5歳で始めたクラシックバレエの発表会はいつもお父さんも観に来てくれました。それで、「聖来ちゃん、良かったよ!」って心を込めて誉めてくれたんです。小さい頃に市民ミュージカルにも出てたので、セリフがちゃんと言えると「将来は女優さんだ!」って。おだてるのが上手でした(笑)。

 だからオーディションに合格したとき、一番、喜んでくれたのはお父さんじゃないかな。お父さんのお友達から「聞いたよ!」って言われたので、きっと嬉しくて言いふらしてるんだなって(笑)。今、東京に来て離れて暮らしていると、たまに「今日、お父さんは海に行ってきたよ」「雑誌で聖来を見たよ」なんて短い連絡がくるので嬉しくなるし、本当に癒やされます。見ててくれてるんだなあって。いつも冷たくして、心の中で泣いてたかな。「ごめんなさい」って書いておいてください(笑)。

□早川聖来(はやかわ・せいら)2000年8月24日、大阪府生まれ。5歳からクラシックバレエを習い、高校3年生のとき“坂道合同オーディション”に挑戦し3400倍の倍率を勝ち抜いて合格。2018年12月、「乃木坂46 4期生お見立て会」で初お披露目された。2020年3月20日~4月5日、舞台「スマホを落としただけなのに」のヒロインとして、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAに、また4月18日と19日には大阪・松下IMPホールの舞台に立つ。

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