MAXのMINAとREINAが語る母親との両立 子どもの言葉に奮起「どうやったらこういうお仕事ができるの?」
「私たちも良い年齢になって昔と変わらないって言われることはうれしいけれど、変わらないようにするってしんどいよねって言いながらダンスも歌も頑張っています」……デビューから26年目を迎えたボーカルダンスグループMAX。彼女たちが当時出演していた人気バラエティー番組「THE夜もヒッパレ」(日本テレビ系)で歌って踊る4人の姿を思い出すファンも少なくはないだろう。現在メンバーのうち3人が母親となり、MINAの子どもたちはデビュー当時の彼女の年齢を超え、REINAは子どもたちと一緒に歌ったり踊ったりする。そんな2人がMAXとして、母親としての現在について語ってくれた。
ようやくMAXの話ができるような年齢になった子どもたち
「私たちも良い年齢になって昔と変わらないって言われることはうれしいけれど、変わらないようにするってしんどいよねって言いながらダンスも歌も頑張っています」……デビューから26年目を迎えたボーカルダンスグループMAX。彼女たちが当時出演していた人気バラエティー番組「THE夜もヒッパレ」(日本テレビ系)で歌って踊る4人の姿を思い出すファンも少なくはないだろう。現在メンバーのうち3人が母親となり、MINAの子どもたちはデビュー当時の彼女の年齢を超え、REINAは子どもたちと一緒に歌ったり踊ったりする。そんな2人がMAXとして、母親としての現在について語ってくれた。(インタビュー・文=福嶋剛)
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MINA「MAXも集まった時にママトークが増えたよね? REINAの子どもたちはみんな小学生だから大変なんだよねとか」
REINA「そうそう。うちは小学校4年生の長男と3年生の長女、1年生の次男の3人で、10分に1回のペースで兄弟ゲンカが始まるから(笑)。アイスを食べられたとか、ささいなことなんで普段は放っておくんだけど、ボールの投げ合いが始まったら『やめなさーーい!!』って」
MINA「REINAのカミナリが落ちるんだ(笑)。ほかにもPTAの係が地域によって全然違うんだよねとか。そんなリアルな話をメンバーでするようになったね。うちは長男が大学生で、長女が高校2年生だから子育てはもう落ち着いたんだけど、NANAさんのところがもうすぐ2歳だから、『保育園とかそろそろどうしよう?』ってね」
REINA「コロナ禍で公園デビューが難しかったり、ママ同士もお互いにすごく気を使うからどういう風にしたら良いのかなって、そんな苦労話を一緒に聞いたりしてね」
MINA「うちは去年、長男が大学受験だったから進路とか将来のことを話す機会がいっぱいあって。むしろステイホームで向かい合う時間がたくさん作れたなって思う。でもREINAのところは去年学校がお休みになったから本当に大変だったでしょ?」
REINA「そう。去年の緊急事態宣言の時が一番大変だった。小学校も幼稚園もお休みになって、子どもたちはお家にずっといるとケンカばかりでストレスが溜まっちゃうし。公園も閉まっているし。友だち同士でなかなか遊べなかったのがかわいそうで」
MINA「そうだよね。分かる」
REINA「だからできるだけ人のいない場所で、主人と家族全員でボール遊びをしたり、縄跳び対決をしたり、一緒に体を動かすような遊びを考えてやっていたかな。やっぱり遊ぶことってすごく大切なことだって改めて感じたよ。MINAは、お兄ちゃんがなかなか大学にいけなくてかわいそうだよね」
MINA「そうなの。今もオンライン授業で、前にお兄ちゃんの授業を後ろで聞かせてもらったことがあって。先生との会話で『今何がしたいの?』って聞かれて、『友だちを作りたいです』って答えていたの。なんかすごく切実だなって」
REINA「ちょっと落ち込んだりした?」
MINA「それが全然平気みたいでお兄ちゃんはゲーム好きだから『ラッキー!』だって(笑)。小さいころは興味を持った習いごとを一通りやらせたんだけど、今は本格的なゲーマーを目指しているのか趣味なのか私には分からないんだけど、ゲーム一本に絞って頑張っているみたい。最近Eスポーツもあるから『せっかくなら大会とか目指してみたらどう?』って言ってるんだけどね。REINAはどう?」
REINA「うちは3人とも共通でカポエラを習わせていて、体幹が良くなるからこれからどんなスポーツをやるにも基礎体力が付くからやってみたらって言って。でも結構大変みたい(笑)」
MINA「強くなりそうだね(笑)」
REINA「長男と次男はほかにサッカーをやっていて、長女はピアノを習ってる。12月に発表会があるから『かわいいドレスを買ってあげるから頑張ってね!』って言って練習に励んでもらってます(笑)。MINAのお姉ちゃんもすごいじゃない?」
MINA「一輪車で踊ったりするような競技? 陸上のフィギアスケートって言われているみたいなんだけど、彼女も頑張ってるよ。でももうすぐ大学受験だから今年で引退するんだって」
REINA「そうなんだね。MINAのところは親子というより友だちみたいな感覚だよね」
MINA「そう。母親がMAXだからといって2人はお世辞を言わない(笑)。娘に新曲の『Do Shot』を聞かせたら、『今までのMAXっぽくないんだけど、今っぽいから良いんじゃない?』とか、『今回のビジュ(※)が良いじゃん!』って言ってくれて」
(※)ビジュアル
REINA「今はYouTubeやTikTokに踊りの上手な子たちがどんどん出てきてるじゃない? MINAのお兄ちゃんやお姉ちゃんもそういうのをいっぱい見てるんでしょ?」
MINA「だから私の評価が超厳しいの(笑)。でも前にお兄ちゃんから『25年以上踊りと歌を続けているグループはいないから尊敬するよ。だからこれからも歌と踊りを突き詰めなくちゃいけないんだよ』って言ってくれて。『確かにそうだねー!』って。息子に言われた言葉が自信につながっているんだよね。REINAのお姉ちゃんも『ママかわいい!』って応援してくれるでしょ?」
REINA「うちの子たちはまだ小さいからね。でも私よりも先に娘がYouTubeで新曲のMV(ミュージックビデオ)を見ていて『ママこういう踊りで合ってる?』って見せてくれてビックリした。『じゃあ一緒に踊ってみよっか』と言って教えてあげたり、ピアノでメロディーも弾いてくれて、『いつかあなたの伴奏でママも歌いたいな。だからピアノ頑張ってね!』と言ってまた練習に励んでもらいます(笑)」
MINA「さすが(笑)」