――番組内では放送開始直後からのことを振り返っていきましたが、第1回の収録と今のご自身を比べて、成長や変化を実感することはありますか。

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玉井「今、改善したかと言われたらそんなことはないと思いますが……みんなが一斉にしゃべり出しちゃうんですよ（笑）。でも、番組の中で徳井さん（平成ノブシコブシ）が『メンバーがしゃべり終わったタイミングで誰かが入ることが自然にできていてすごい』と言ってくださって。番組が始まった当初の私たちはそういう呼吸の読みあいも分からなかったんですけど、10年という時を経て、ももクロChanだったり、いろんな現場でのお仕事を通して学んで身についてきたものだなって感じています」

百田「バラエティーを何も知らない状態からももクロChanを始めることになって、この現場で自然と学んだ感じ。芸人さんと絡ませていただく機会も多いありがたい現場だったので、バラエティーというものを怖いと思ったことがないのはももクロChanがあったからだと思います」

佐々木「正直、ずっと撮れ高のことを考えたことがなくて……。『楽しいと思うことをみんなで楽しんでやっていたのがいいよね』とファンの皆さんも言ってくれて、見てくれるようになったし、そういう素で楽しんでいる部分をそのままお届けするというスタイルは変わらないなって思いました。好きなことも、10年たってもたいして変わらないというか（笑）。ずっと一緒にいるからか、あんまり精神年齢が大人になっていかないね」

百田「今日（過去の映像を）見るまでは、『もうちょっと変わってるかな』と思ってたよね（笑）」

佐々木「あのときに見て面白かったことを、今見ても同じテンションで『このとき面白かったよね』って、初めてその映像を見たかのように笑っちゃうところとか、変わっていないなって思います」

玉井「自分たちは現場にいたから、このあとになにが起きるかは分かっているはずなのに、ももクロChanを家で見ながら1人でげらげら笑ってると、お母さんに『よくそんなに笑えるね』『1回見たよね？』って言われるくらい（笑）。でも、本当におもしろいんですよ」

百田「同じことを自分が言っていたりするよね」

玉井「ももクロChanを見ながら『○○じゃん！』って言ってると、テレビの中の自分が同じことを言ってる（笑）」

百田「ももクロChanって、企画以外にも私たちのライブ会場のバックステージにも常にカメラがあるんです。だからこそ、ずっと撮っていただけている環境はありがたいです。私たちの成長する過程を私たちも気付かないうちに自然に収めていただいていることが多いんです。10年というのも目指していたわけではなく、気が付けば10年になりましたが、いろいろと濃い内容だから、2時間じゃ語り尽くせないです」

佐々木「スタッフさんたちも10年前から変わらず、ももクロChanをホームとしてやってくださっていることも、私たちが素を出せる1つの理由ですね」

高城「ずっと変わらない同じチームでやっているからこそ、編集に愛を感じます。オンエアがある度に『愛されているな』と思うので、私たちも番組を通じて返さないといけないですし、この先もずっと長く続く番組にしていきたいと思っています」