【ズバリ!近況】バブル期に活躍のタレント・千堂あきほは札幌に10年「今が一番、人間らしく生きている」

「シミもしわも私の歴史」とごく薄化粧の千堂さん【写真:ENCOUNT編集部】
「シミもしわも私の歴史」とごく薄化粧の千堂さん【写真:ENCOUNT編集部】

平野ノラのモノマネを娘と見て大ウケした

 現在、お仕事以外はごくごく普通の主婦の生活です。毎朝6時に起きて食事の支度をし、子どもたちにご飯を食べさせて8時頃に送り出す。それから洗濯、掃除、午後には買い物……。食育を考えて、車で15分のところに200坪の畑を借りてトウキビ(トウモロコシ)やジャガイモ、ダイコンなど野菜作りをしているので、2、3週間に1回ぐらい夫の畑仕事も手伝っています。楽しみはママ友と喫茶店でお茶すること(笑)。もともと子どもが好きで、6、7年の不妊治療の後、自然妊娠で子どもに恵まれたということもあって、今、母として、主婦としての生活がすっごく楽しいです。

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 長女は中学校1年生、次女は小学校4年生です。2人とも難しい年齢に入ってきたので、なるべくそれぞれと1対1で向き合うようにしています。「ちょっと浮かない顔をしているな」と思ったら、その子1人を誘って2人でウオーキングに出かけたりお茶したりするんです。一緒に歩いたりお茶して話したりしているうちに、ポロッと学校であったことや悩みを話してくれます。子どもたちはスマホどっぷりの時代に生きていますから、親としては私たちの時代とは違う悩みが尽きないですよ。

 長女は私に似てきましたかね。タレントになりたい、とは言っていませんが興味を持ち始めているみたいです。もし「やりたい」と言ってその熱量が本物だったら反対はしません。最近、同級生のお母さんから昔の私の仕事を聞いて、ネットで調べたりしているみたい。ネットには本当のこともあればうその情報もある。私に「これ、本当?」と直接聞いて確かめながら、ネットには本当の話もうそも氾濫しているのだと知ってくれたらいいな、と思っています。

 タレントの平野ノラさん(43)が私のモノマネをしてくれていましたよね。娘たちが「あんなんだったんだ~」「楽しそうだね」と大ウケして(笑)。私もノラさんがあの時代の雰囲気を再現してくれて、娘たちにも知ってもらえたことがすごくうれしいです! お会いしたいぐらい。娘たちが私の仕事を理解し始め、「いってらっしゃい」と仕事に送り出してくれるようになってみると、自分と闘いながら“千堂あきほ像”をがんばってきた20代のがんばりが報われる気がします。

□千堂あきほ(せんどう・あきほ)1969年4月5日、兵庫県尼崎市生まれ。本名:先名晃穂。県立宝塚北高校演劇科3年のときオーディション「ロッテ CMアイドルはキミだ!」の本選に進出しスカウトされ高校卒業後、上京。90年、シングル「It’s a Melody」(ワーナー・ミュージック・ジャパン)で歌手デビュー。同年、深夜番組「オールナイトフジ」(フジテレビ系)の司会に抜てきされ人気になり“学園祭の女王”に。連続ドラマ「東京ラブストーリー」「振り返れば奴がいる」(フジテレビ系)などで活躍。2000年、結婚。08年に長女、11年に次女を出産。北海道・札幌を拠点に活動中。

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