小柳ゆき「80年後にデュエットアルバムを」ツアーファイナルでデーモン閣下と固い約束!?

歌手の小柳ゆきが10月31日、都内で1年遅れとなったデビュー20周年を記念した全国ツアーのファイナル公演を開催。10年来の盟友でもあるデーモン閣下がスペシャルゲストで登場し、小柳とデュエット曲を熱唱した。

圧巻の歌声でファンを魅了した小柳ゆき【写真:OKA☆DAI】
圧巻の歌声でファンを魅了した小柳ゆき【写真:OKA☆DAI】

不安を乗り越えて1年越しで完走した20周年ツアーに涙

 歌手の小柳ゆきが10月31日、都内で1年遅れとなったデビュー20周年を記念した全国ツアーのファイナル公演を開催。10年来の盟友でもあるデーモン閣下がスペシャルゲストで登場し、小柳とデュエット曲を熱唱した。(ライブリポート・文=福嶋剛)

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

 コロナ禍により失われた20周年記念を取り戻す意味が込められた「LOST ANNIVERSARY TOUR」。2019年にリリースした13年ぶりとなるオリジナルアルバム「SPHERE~球宇宙~」を引っ提げ、全国8都市でこれまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすようなベストパフォーマンスを繰り広げた。

 ファイナル公演となった東京国際フォーラムCは感染対策で人数制限となったもののチケットは既にソールドアウト。デビュー当時から応援しているファンから20代のファンまで、さまざまな世代のお客さんが声援の代わりに大きな拍手とコンサート用の青いペンライトでステージに立つ小柳を応援した。

 開演時間となり、バンドメンバーが陽気なBGMを奏でると、淡いピングのドレスを着た小柳がステージ中央にゆっくりと現れた。妖艶でゴージャスな新曲「IT’S SHOW TIME」からスタートし、新曲を挟んで大ヒット曲「be alive」を前半に披露。当時と変わらぬパワフルさに加え、しなやかさと伸びのある圧巻の歌声にお客さんも息をのんだ。

「こんばんは、小柳ゆきです。やっとここまで無事にたどり着けることができました。この日、この時間にこの場所を選んで足を運んでくださった皆さん、本当にうれしいです。ありがとうございます」深々とお客さんに頭を下げる。

 続けて「まだ声は出せませんが、みなさんの拍手や思いをステージまで届けてください。これまでの公演でもみなさんの思いが本当に私にも届いているんです」 そう話すと2003年にリリースした沢田知可子のカバー曲「会いたい」をしっとりと歌い、続けてドラマの主題歌としてヒットしたバラード「remain~心の鍵」(01年)を披露した。

 5分ほどのインターバルの後に小柳はスーツドレス風の衣装に着替えてネクタイ姿で登場。彼女も大好きなアニメ「呪術廻戦」のオープニング曲「廻廻奇譚(かいかいきたん)」をジャジーにカバー。自身のYouTubeチャンネルでも160万超の再生回数を誇る人気曲だけに大きな拍手が起きた。

 中盤の山場となったメドレーでは「HOT STUFF」など洋楽カバーから新旧の代表曲を次々とノンストップでパフォーマンス。息を切らすことなくステージを左右に移動しながらパワフルな歌声で圧倒していく。

次のページへ (2/3) 悪魔とディーバの感動デュエット
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください