池内博之、出演作が東京国際映画祭でジャパンプレミア初公開「素晴らしい美術と音楽」
俳優の池内博之が出演する映画「リンボ」が、東京国際映画祭で、ジャパンプレミアとして日本初公開となる。
1996年に俳優デビュー、海外作品にも精力的に出演
俳優の池内博之が出演する映画「リンボ」が、東京国際映画祭で、ジャパンプレミアとして日本初公開となる。
ジャパンプレミアとは、日本で初公開となる試写会のことを意味する。本作は、中国のインターネット小説を、舞台を香港に置き換えて映画化した、鄭保瑞(ソイ・チェン)監督の最高作とも言えるバイオレンス映画だ。驚異的なモノクロ撮影と美術、林家棟(ラム・カートン)の鬼気迫る演技、そして香港映画界で活躍する池内の存在感が見どころになっている。ベルリン国際映画祭でも上映された作品だ。
香港のスラム街で猟奇的殺人事件が頻発する。被害者は全て女性で、腕が切り取られた状態で発見されていた。ベテラン刑事ザムが、新人のウィルと組んでこの事件を担当する。ザムは若い女性トウを協力者として捜査に当たるが、ザムの妻子が命を落とした事故を引き起こしたトウに対し、ザムは時に怒りを抑えきれない。やがて捜査線上にひとりの謎めいた男が浮上するが…というストーリーだ。
池内の役柄は明かされていないが、“物語の鍵を握る謎の男”として出演する。
1996年に俳優デビュー。近年では「イップ・マン 序章」、「マンハント」(香港・中国合作映画)、「鳳梧洞戦闘」(韓国映画)、「リンボ:智歯(親知らず)」(香港映画)など海外作品にも精力的に出演を続けている。そんな池内は本作への出演に際し、「この度、東京国際映画祭で上映されること、本当にうれしく思っています。ホラーサスペンス映画ですが、内容もさることながら、素晴らしい美術と音楽とともに楽しめる作品です。ぜひ劇場にてご覧ください」とコメントしている。
映画「リンボ」は、11月2日に有楽町よみうりホール、同6日にヒューマントラストシネマ有楽町シアター1で公開予定。