MAO「優勝予想の大穴でありたい」 “DDTの自由人”が掲げる2つのこだわりとは【連載vol.66】

イケメンかつ舌鋒鋭いMAO【写真:柴田惣一】
イケメンかつ舌鋒鋭いMAO【写真:柴田惣一】

11・6横浜大会から公式戦スタート、12・5後楽園大会へのプランは?

 公式戦は11・6横浜ラジアントホール大会の樋口和貞戦からスタートする。「彼は毎年、優勝候補に挙げられながら、あと一歩で届かない。いわば持ってない男。真っ向からくるので、次の動きも読める」と分析。このオフにエセ骨法の名人に入門し、ランクアップする予定の拳底で樋口の意識を飛ばして勝つ。勝利のシミュレーションはとっくに出来上がっている。

 第2戦は11・7新潟・万代島多目的広場大かま大会の岡林裕二戦だが「タフで強敵。のらりくらりで丸め込みを狙っても、重くて潰されそう。ハイキックからのみちのくドライバーⅡで仕留める」と、これまた白星しか見えない。

 The 37KAMINAの同門対決となる竹下との第3戦(11・10東京・新宿FACE大会)には「一番の鬼門。お互いに手の内が分かっているので、変化球は使わない。逆に真っ向勝負でいく」と自信をほのめかす。

 HARASHIMAとの第4戦は11・13京都・KBSホール大会。「DDTを守ってきた人。あらゆるスタイルに対応できるけど、僕は一回、勝っている。コンマ1秒の攻防で白黒が分かれる。紙一重の攻防を制して勝つのは僕」と勝ち名乗りを受ける姿を思い浮かべる。

 公式戦最終戦の相手は11・14大阪・176BOX大会のクリス・ブルックス。ブリティッシュレスリングでは勝ち目はない。「本物のエセ骨法を学んだ成果を出す」と、磨きをかけたスペル・デルフィン公認の大阪臨海アッパーでトドメを刺すという。

 難敵揃いのBブロックを勝ち抜けるのは正直、難しいが、12・5東京・後楽園ホール大会の優勝決定戦に進出する。「DDTは独自に進化してきた、どこにもルーツのない野良プロレス。その頂点に僕が立つ」と、あくまでも自由な発想を巡らずMAO。自由とは定型がない。そして自由とは無限大。あらゆる可能性を秘めている。「魔性のMAO」の不思議な魅力にハマッテしまいそうだ。

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