声優で歌手の水樹奈々が26日、都内で行われた「映画トロピカル～ジュ！プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪」（上映中）公開記念舞台あいさつに登場した。当日はファイルーズあい、日高里菜、水沢史絵、桑島法子、久川綾も登壇。久々にプリキュア再登板となった水樹奈々は感慨深げの様子だった。

　同作は「プリキュア」シリーズ18作目「トロピカル～ジュ！プリキュア」（トロプリ）の映画版。雪の王国・シャンティアが舞台で、プリンセスであるシャロンから招待を受け王国を訪れたまなつ（ファイルーズ）たちの活躍を描く。週末動員数ランキング1位を獲得するほど人気が高い。

　主演を務めるファイルーズは「やっぱりいろんな現場で『娘と見に行ったよ』と言葉をいただいて、すっごいトロピカッてくれたみたいでこっちまでトロぴかってしまいました」と謎の言葉を残すと、日高が「『すっごいうれしい』という意味です」とフォローを入れていた。

　シリーズ7作目「ハートキャッチプリキュア！」（ハトプリ）のキャラクターも登場する同作。約9年ぶりに集合したことについて、キュアブロッサムを演じる水樹は「うれしかったですね」とハトプリメンバーに目線を合わせ、「トロプリとの親和性の高いチームだから、すごくいいんじゃないかとファンの方から反響を事前にいただいていたので、収録はすごく気合を入れていきました。（キュア）ブロッサムに変身する機会も数年に1度になってきていたので、思ったよりも早くチャンスをいただけてうれしかったです」と感慨深げに語っていた。

　また水樹は「試写で公開前に一足前に見せてもらったんですが、最後のシーンで号泣しました。演じているときは先輩プリキュアとして毅然としていたんですが、ふと、作品を離れて見ると『こんなに深い愛があああ』って」と感想を述べ、「長い時を経て、コラボさせていただいて幸せな気持ちに満ちています。シリアスありコミカルあり、いろんなものが凝縮された作品になっています。ぬくもりを感じていただいて、何度もみていただければと思います」とアピールした。